峰浪りょう– category –
-
『初恋ゾンビ』10巻感想:触れぬ理想と触れる現実
作・峰浪りょう。2018年10巻。もう11巻出てるね。来月には12巻だね……少年漫画は本当に刊行ペースが早い。 それでこれ、面白いです、先生……。 ついに指宿の正体が知られ始め、それに伴って変化する関係。とてもいいな。 でも10巻で一番の注目点は、イブと指宿に対するタロウの心境じゃなかろうか。 以下、またまた面白くなってきた10巻感想。 ついに江火野に知られる ついにというかなんというか、指宿が女であることを、ひょんなことで江火野が知るようになる。江火野はもう自身のタロウに対する恋心を自覚してい... -
『初恋ゾンビ』8-9巻感想:江火野巻
作・峰浪りょう。2017年8-9巻。既に11巻まで出ているが、ひとまずここまで。 9巻は江火野巻。と言っていいと思う。この漫画は基本的にタロウと指宿の路線なのは間違いないはずなので、江火野がフィーチャーされるとつらい。ただ、タロウが自身の恋愛について意識するには、江火野が必要なのかなぁとは思う。 にしても江火野は胸すげーな。以下8-9巻感想。 江火野巻 イヴのパンツが毎日変わっていることに対してキレる指宿など細かく楽しいネタはありつつも、正直、8巻のじーちゃん編から選挙編(男と思われている... -
『初恋ゾンビ』6-7巻感想:ちょっとマンネリ
作・峰浪りょう。2016年1巻、2017年7巻。 林間学校など定番ネタを挟みつつ、イベントの一つ一つは楽しいが、ストーリーは中々進まない。面白いけどマンネリでもある。 微妙に江火野のターンになったりもするのだが、やっぱ指宿が一番可愛い。男だと認識していてもタロウは指宿にドキドキを禁じ得ないようだし、女バレした時点で色々解決してしまうんではないかと思うのだが…どう話を深めるのだろう。 以下6,7巻感想。 同衾 今回のハイライトはやっぱり7巻表紙にもなっている、林間学校編だろう。指宿は男というこ... -
『初恋ゾンビ』5巻感想:すっかりラブコメだが切実さを秘める
作・峰浪りょう。いつの間にか5巻。 なんというか、ラブコメだ。元々ラブコメだろって言われりゃそのとおりなんだけれど、異常なフェチ力を感じた1巻に比べると。とはいえ、長く続けるなら、うまくマンネリ化させることは必須で、それはうまくいっているのだと思う。ここにきて江火野推しがすごいんだけど、この子は典型的な当て馬系幼馴染なのでは。。。 ちょっとした嬉しいラブコメの合間に、キーとなる話を差し込んでくる感じ。イヴの誕生話はよかったどす。 以下5巻感想。 イヴの話素敵、だが 5巻になってよう... -
『ヒメゴト〜十九歳の制服〜』1-3巻感想:捻くれた三角関係はもはやギャグの領域だが面白い
作・峰浪りょう。全8巻。初恋ゾンビ、溺れる花火と続けて。ケータイ漫画だったようですな。 色々と捻くれた三角関係もの。捻くれすぎてシリアスというよりギャグの領域に入っている。岡崎京子を思い出す感じのあのノリ。話は面白い。ただちょっと疲れる。この手の話で8巻はチト長いですな。 以下1-3巻感想。 もはやギャグだが面白い 色々捻くれた三角関係。最初は幼馴染ものかと思ったが、ただの冴えないクソ野郎で早々にご退場。結果、ボーイッシュな女の子・由樹と女装男子・カイトと百合系女子・未果子による三... -
『初恋ゾンビ』2-4巻感想:ニヤニヤできるし時々考えさせられる良いラブコメ
作・峰浪りょう。5巻は単行本は出ているけれど、まだ電子化されていないので…。 1巻は中々衝撃的だったのだけれど、2巻以降は割と普通のラブコメチックに。 以下感想。 ラブコメとして軟着陸 真っ当にラブコメしている。すごいな。イヴも指宿くんも可愛い。タロウと指宿くんの関係が深まっていくのもニヤニヤする。ニヤニヤできるのはいいラブコメの証。ラブコメりつつも、どうやらイヴの存在は他の初恋ゾンビと違い特別であるらしいことが仄めかされ、ミステリー的な要素で先を読ませる。1巻時点ではどうなるかな... -
『溺れる花火』感想:プラトニックラブの夢が生身の現実に押し潰される
作・峰浪りょう。全2巻。 タイトルと表紙の雰囲気からして、楽しい話じゃなかろうなと、長いこと積読していたのだけれど、同著者の初恋ゾンビがえらい面白かったので、こりゃ積読してる場合じゃないなと思って読んだ。 だいたい表紙通りの話であった。10代の純粋が20代のリアルの前にぶち壊れる。こういうの久々に読んだなぁ。読後感悪し。 以下感想。 プラトニックラブの夢 ピュアラブ路線を嘯いていた主人公・泳太が、セックスの悦びに目覚めてヤリチンになる話。というと身も蓋もないが、小秋とのプラトニック... -
『初恋ゾンビ』1巻感想:久々に童貞力の高い漫画きた
作・峰浪りょう。だいぶ昔から溺れる花火を積読し続けているのだが、先にこっちを読んでしまった。しかし表紙の感じが溺れる花火とは随分印象が違う。最初同じ作者と気づかなかった。 感想、むちゃおもろい。植芝理一の謎の彼女X以来の童貞力の高さを感じる。設定が非常に練り込まれており、その見せ方も漫画家としての技量を感じる。 以下1巻感想。超絶ネタバレなので読んでない人は黙って購入したらいい。ラブコメ好きのおにーさんなら絶対気に入るよ。 恐るべき童貞力 童貞力、それはわかる人にだけわかる謎の...
1