『オレと邪神と魔法使いの女の子』1-2巻感想:オタトークに勝るものなし

小原ヨシツグ, オレと邪神と魔法使いの女の子 1, 2020

例によって「オススメされた作品」でオススメしてもらった作品(3年ほど前に……)。2021年に全5巻で完結してるっぽいかな。まぁ実際ラヴァーズ向けのB級ラブコメなので5巻くらいがちょうどよさそうに思われた。4巻以降はこれ電子しかないのか……世知辛い……。

タイトルからはちょっと想像つかなかったのだが、内容はロリの華で彩られた会話劇系のコメディ。このサイト的に言えばギャグ寄りのラブコメ。そのギャグは徹頭徹尾ラブコメを読み慣れた諸兄向けのもので、ターゲットが狭い分ハマれば強い。ハマった。

以下1-2巻感想。なんだかんだでオタク語りしてる時が一番楽しいよね。

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ロリよりオタ語り

本作はラブコメ的にはロリ系ハーレムというのが特色になるが、それよりもむしろ主人公のカリヤ先生と、その中に住まう邪神・エル=オーの掛け合いが楽しい会話劇である。邪神はエル=オーという名に恥じぬ重度のロリ(いいのかこの名前)でかつ、一昔前のネットスラングを使いこなすインターネット老人にやさしい仕様(さすがにきぼんぬとか言い出すほど古くはないが、全体的に2010年前後な感じがする)。一方でカリヤ先生は真面目な常識人……なんだけれどちょくちょくとキモい言動をナチュラルにするので先生は先生でだいぶずれている。ロリコンではないしオタクでもないが、真面目過ぎて世間ずれしている感じかもしれない。

そんなカリヤ先生がロリ3人にモテモテハーレムでエル=オーがキャッキャするというのが基本的な話の構成、というか徹頭徹尾それです。眼前の生ロリにエル=オーがオタク魂を炸裂させ、カリヤ先生が呆れるのだが、なんだかんだでエル=オーの話をちゃんと真面目に聞いてあげるやさしい。ロリ巨乳はアリかナシかについてエル=オーが語り始めた時などは、その語りのキモさについては呆れながらも「大事なのは姿ではなく心」という真髄をつかみ頷くわかりの良さ。これにはエル=オーも頬を赤らめて嬉しがる。

この感じがとても好きだった。

カリヤ先生はロリコンではない

ラブコメ的にはロリ3人のハーレム構成となっている。それぞれカリヤ先生といい感じになるのだが、カリヤ先生自身はロリコンではないため、基本的にはロリ側の一方通行なんだけれど、そこでエル=オーがキャッキャすることでラブコメになっている。というかヒロインがロリの場合、男側がロリコンだと色々な意味で濃くなり過ぎてしまうから、光源氏系でもない限り健全なラブコメでガチロリは真っ正面からはやりづらいね。懐かしのみつどもえの矢部っちxひとはなんかも教師x小学生の事案カップルだけど、矢部っちは決してロリコンではなかった(ちなみに矢部ひとはラブコメ好きにめっちゃ刺さるから読んでない人は読むといいよ)。

本サイトでも気合いの入った記事上位に入るまとめ

基本的には、お兄さんに憧れる親戚の女の子にやけに懐かれてしまって、どう対応していいかわからん、みたいな感じである。

ヒロインはロリ

と書くとだいぶ一般向けっぽいが、エル=オーの語りがキモすぎてR30(世代的に)なのと、ヒロインズの個性が完全に一般向けではなく、かなりニッチである。多くの人が振り落とされると思われる。

まず格好が完全にまずい感じで、2020年の作品であるにも関わらず体操着は当然ブルマであるし、なんなら普段からブルマ……ってかブーメランパンツ?はいてるっていうか上着がなぜか裸シャツ(しかもボタン一つ)というとんでもない娘もいる。また、ヒロイン3人娘の中でもメインと思われるシオンは将来有望な良い性格をしており、若くしてめんどくさい彼女ぶりを発揮しながら若干のヤンデレ感を感じさせ、さらにちょっと中二病も入っている……と書いていたら+チック姉さんの佐々木を思い出した。

佐々木はヤンデレというよりメンヘラ(重度)だけどね

こんな感じなのでギャグもラブコメも一般向けとはだいぶ言い難い。電車の中では読めないねぇ。あ、失禁もあるよ。

あ、金髪姫系ロリはストレートに可愛いかつ性格も変な感じは(いまのところ)せず、せいぜい喧嘩っぱやく高飛車というくらいなので(まぁ現実世界だったら鬱陶しいけどラブコメなのでヘーキヘーキ)、割と本作における清涼剤かもしれない。失禁するけど。

オタ語りは楽し

ということでB級ラブコメパワー全開な本作は、俺自身はだいぶ好きなやつだけれど、かなり人を選ぶのは確かであろう(その結果が4巻以降電子のみなのだろうし……)。

まぁでもなんだな、示唆的だと思うのは、エル=オーはロリでヒロインズにハァハァしているキモい爺さんなんだけれど、一番楽しそうなのはカリヤ先生にロリ語りしてる時なんだよな。推し活してる人らもだんだん推しというより推しを中心とした推しの同士との関係が大切になるとかあるみたいだし、考えて見りゃ今でもライブしてるジュリーのファンなんてまさにそんな感じだろうし、俺自身も、正直今となっては漫画読むことそのものよりも漫画語ってるほうが楽しいまである。

最終的にはみんなそうなるのかもしれんね。俺もあなたも邪神エル=オー。

そのうちに3巻以降も手に入れて読みたいね。

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2 thoughts on “『オレと邪神と魔法使いの女の子』1-2巻感想:オタトークに勝るものなし

  1. FAI

    ネタにパロディ、ヒロインは癖あるロリ達。と情報の詰め込みで胸焼けする作品ではありました。
    邪神はウザい存在ですが、あくまで精神だけの存在なので実害はあまり無いのが良い所です。
    主人公達の状況や立ち位置をリアルタイムで第三者視点からメタ説明してくれ、ツッコミもしてくれるのは中々楽しかったです。

    返信
    1. tama

      読むのすっかり遅くなりまして。
      自分はこの手のやつすきなのでオススメしてもらえてよかったですが、非常に濃いめの味付けで、だいぶ人を選ぶ作品なのはそうでしょうね。
      もし邪神に実体があったら、印象変わったでしょう。濃いめながらもギリギリのところでバランス取れているとも思いました。

      返信

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