『溺れる花火』感想:プラトニックラブの夢が生身の現実に押し潰される
作・峰浪りょう。全2巻。 タイトルと表紙の雰囲気からして、楽しい話じゃなかろうなと、長いこと積読していたのだけれど、同著者の初恋ゾンビがえらい面白かったので、こりゃ積読してる場合じゃないなと思って読んだ。 だいたい表紙通りの話であった。10代の純粋が20代のリアルの前にぶち壊れる。こういうの久々に読んだなぁ。読後感悪し。 以下感想。 プラトニックラブの夢 ピュアラブ路線を嘯いていた主人公・泳太が、セックスの悦びに目覚めてヤリチンになる話。というと身も蓋もないが、小秋とのプラトニック...