ふりかえりをしようとしたのだけれど、今年の記事をざっと読み返すと、まずあまり読んでいないことに気づいた。去年はけっこう読んだのだけれど。さすがに続かなかったようだ。さらに昔からの作品が多く、新しい作品の開拓、ということころが微妙だったなぁ。
とはいえ一応一年の締めくくりであるし、なにかしら思うところもあるだろうから、ふりかえってみる。
去年

新しく読んだ
男女比1:39の平行世界は思いのほか普通

今年一番印象に残ったのは本作かもしれない。構成はCG集のようで、これは漫画なのか?という気もしたが、鳥獣戯画など思うと一周回ってむしろこれが漫画なのかもしれない。
正直最初はちょっと半笑いで読んでいたのだけれど、2巻くらいからその世界観が見えてくるにしたがって、スルメのように味わい深さを感じるようになった。これは平成を乗り越えた先としての令和のラブコメ。多くの教養を求められるものの、ラブコメ好きならば読む価値のあるものだと思う。
ミズダコちゃんからは逃れられない

ヤンデレとは言えない感じだけれど、ヤンデレ好きにヒットしそうだったソフトなメスクリーチャー。メスクリーチャーはだいぶニッチな属性なんだけれど、このヒロインはちゃんと美少女なのでまぁ一般にも向くと思われるが(ヘビーなのはガチめに見た目もエイリアンなので)、しかしややながら偏執的な感じがあるね。
しかしその基盤はベーシックなラブコメであるし、誰にも楽しめるすこしHENTAIなラブコメと思う。
波のしじまのホリゾント

アンハッピーな今日の5の2。読んだのが年初だったので記憶が曖昧になってしまっているが、悪い女子高生に誑かされるりっくんの性癖が捻じ曲がっていくのを観察した。ニッチな属性がマニアックな方向に絡み合っているので、ツボにくる人にとっては唯一無二かもしれない。
本作はひとりぼっちの地球侵略の作者さんで、そういえばあれも積読していたので読まないとなぁと思いつつ、結局読まないまま2025年も過ぎようとしている。
クソザコ風紀委員長かえりちゃん

個人的には好きだけど世間的には全然受けなかったと思われて全2巻で終わるギャグ色の強いラブコメシリーズ。昔のイチヒ作品とかもそうだけど、ギャグ色の強いラブコメはマジで一般受けしないんだなと思わされる。なぜなの?😢
ダンジョンの幼なじみ

「追加ヒロインなんて認めん」の一言で笑ってしまって採用のダンジョンの幼なじみ。その意味で個人的にはラブコメよりもギャグ枠に入っている。カプ厨キャラは比較的マイナーな属性と思っていたのだけれど、最近は一つのネタとして定番化しているんですかねぇ。
ただ結局あれからアプリを閉じてしまったのもあり、続きを読んでいない。よ、読んでいきます。
最終巻を読んだ
かぐや様は告らせたい

推しの子も終わる2025年にかぐや様もないもんだが、実際積読していたので仕方ないね。いろいろ言われているっぽいけれど、本サイトでもっとも礼賛した作品の一つだと思うので、最終巻にはなんだかんだで感慨深さがあった。平成を代表するラブコメとして、懐かしく思い出されるのではないだろうか。恋愛のみならず、価値観が本当にザ・平成後期って感じだもの。
作品としては文化祭くらいがピークだったなぁと、振り返って思ったのは正直なところ。とはいえかわいい早坂を見られるのは文化祭後なので、早坂愛のためだけにでも読んだ甲斐はあったかもしれない。
強制レンアイ

最終巻だけ積読していたシリーズ。なんかで急に思い出して読み直したという。
キーワード抽出するなら、兄妹もの、修羅場あり、vs幼馴染、あたりになるかどうか。ポイントポイントで面白いところはあったのだけれど、全体を通してみるとあと一歩それぞれつながらない、という惜しさを感じた。まぁ全4巻バンブーコミックスというだけでなんだかB級確定演出かもしれないんだが、実際B級なのはそう。でもラブコメ好きなんらサクッと楽しめるのではないかと思った。竹書房は異様に安くなることがあるので、機会があればポチってもいいかもね、くらいの感じだ。
生徒会役員共

これも長いこと積んでいたのを読んだよね。あまり後の世代に読まれる類ではなさそうなので、時代を生きた人たちが在りし日とともに思い返す作品だろうか。まぁ日常系ってそういうジャンルかもしれない。
しかしここまで綺麗に下ネタに走った漫画もそうないように思う。ラブコメとしてはハーレム系になるのかなぁと思うが、実態としては正妻は確定している感じであるものの、妄想の余地を残す程度には各ヒロイン好きに配慮された感じであった。なにより主人公の異様な好感度の高さなど見るにつけ、平成時代の理想的なハーレム系の形だったなぁと思う。
ちえりの恋は8メートル

数少ない巨女属性のラブコメ。ジャイアントお嬢様はちょっと純ラブコメとは言い難いのだが、こちらは純粋にラブコメ。純粋すぎて巨女属性はなんだかとってつけた感はある。あるのだけれど、最終話間近のキスシーンは噴飯もの感動ものだったので、ラブコメ好きとしては読めば楽しかろうという気はする。ただ巨女属性からすると肩透かしだったのではないのかなぁ。個人的には巨大化はどうしてもパブリックな展開になりがちなため、ラブコメとの相性は良くないように思う。それだけに開拓の余地はありそうではあるけれど…。
となりの関くん じゅにあ

面白くなかったわけではないのだが、読者の求めていたものとは絶妙に外れていたのではないか、と思われる公式同人最終巻。最終巻でようやく関くんと(元)横井さんのラブパートがあったのだが、それを読んだときに「あ、求めていたのはこれだ」としっくりくる何かがあった。しかしそれは作者さん的には続けてずっとやるものではなかったのだろうし、それはなんとなくわかる。また実際、それをメインに据えられると鼻白む気がする。ラブコメとはなんなのか、妙に考えさせられるところがある一品だった。
いつか気が向いたら本編再開してほしい気もするものの、この公式同人によって未来を確定されてしまったのは痛しかゆしといったところ。
引き続き読んでる
王子様の友達

本作は楽しい漫画ではあるが、1巻で絶賛した勢いが続いているとは言い難い。まぁそれはしゃーない。
定番を詰め込んでいるようだけれど、一周回って初めて楽しいネタの多いメタネタ漫画であると思う。そのため案外玄人向けではなかろうかね。だいたいギャルゲー文化しらないと笑いどころ半分くらいわからん気がする。でもわからなくても楽しめるのが、よいラブコメなんだろう。
おちこぼれ騎士団はスケベスキルで成り上がります

続いているのが草。本作が全年齢向けなのはちょっと信じ難いがこれがOKなのは本邦の良いところだと思う。しかい明確なエロスなので人を選ぶには違いない。というかラブコメかといわれるとこれはエロコメだと思う。
しかし個人的には原始のラブコメを感じる。1話完結系はガチのラブコメがある。2巻の1話のヤンデレ少女の話などはぜろよん作品を好むような諸兄にヒットすると思われた。
ディーふらぐ!

本サイト最後の砦ディーふらぐ!もしかすると終わるんじゃないか、と直近の展開を見てドキドキしていたのだけれど、なんだかそんなことはなさそうで安心した。末永く本当に続けてほしい。メタな話、作者さん的にももうこんな長寿で続けられる漫画なんてないと思うし、ライフワークとしてやっていってもらいたいよね。
ちゃんと時代を受けて進化しているので、今から1巻読んでいっても全然いいと思うのだが、初期のノリは今の若人にはさすがに少ししんどいところがあるかもしれない。
+チック姉さん

本サイト最後の砦はディーふらぐ!なのだが、裏の砦は+チック姉さんの気がする。なにかがずれていたら、本サイトで定期的に取り上げるのは+チック姉さんだったかもしれないと思う今日この頃。実際、この作品も初期から取り上げていてかつ、地味に本サイトのPVを稼いでくれてきた作品でもある。
そして作者さんにとってももはやライフワークなのではないのか?と思える。+チック姉さんも、初期から地味に時代に適合し続けている作品だ。1巻から今から追っていく価値あると思う。
ふりかえって
書くことないなぁと思ったけど、いざ振り返ってみると書くことがないということはなかった。
しかしながら、こうして見返すとなんだかあまり大きく変わった感じがしない。これはまぁ俺自身の問題が大きいのかなぁという気がする。多分漫画を楽しむには、まず自分の人生をどうこうする必要があるように思う。ただ世情もなんだかちょうど変わりつつある中のように思われて、その中で作品世界も昔の気風をひきずるものと今を反映するものに分かれて交錯している感覚がある。昔から続ている漫画を見ていくと、変わってないようで、やはり時代時代の価値観を取り込んで変容しているように思える。
来年はもう少し踏み込みたいなぁ。この年になるといろいろなものが同じように見えてくる一方で、昔との確かな違いを感じる気持ちもまたあります。実際、何か変わっているように思います。ラブコメ漫画という奇妙な定点観測だけれど、これはなんとなく続けていきたい。もはやライフワーク。
…あとおすすめされたのはね、これは本当に、読む気持ちがあります…(いつも言っている)。
そんなこんなで、来年もまた、よろしくお願いします。

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