『波のしじまのホリゾント』1-3巻分(1-21話)感想：今日の5の2をかき乱す悪い女子高生

元カレの弟（小学生）を性的に振り回す悪い女子高生の話。この女子高生さえいなければ主人公のりっくんはハッピーな今日の5の2ライフを過ごせただろうに、もうお姉さんで頭がいっぱい夢もいっぱい布団もいっぱい。

まぁ人はそれをおねショタと呼ぶわけですが、どうにも俺が歳食ったばかりに、感情移入先が多少なりとも歳が近い女子高生側になってしまっているんだよなぁ。すのはら荘の管理人さんみたいなハッピーな感じではなく、視点人物こそ小学生のりっくんがメインであるものの、実際的な主人公は女子高生ヒロインの依織と思われるのもあるかな。ってか小学生（しかも元彼の弟）を抱きしめたりおっぱい触らせたりして誑かす女子高生とか何してんだお前ぇっていう。

以下例によって年下の年上ヒロインだった1-3巻分感想。年上のお姉さんは……もう……。

オススメ文

例によってオススメされた作品からです。

「ひとりぼっちの地球侵略」の小川麻衣子の漫画です。
ズバリ、おねショタです。主人公はランドセル背負ってます。ヒロインは高校生で、主人公の兄と以前交際していた過去があり、一筋縄ではいかない厄介な女です(笑)。主人公は振り回されますが、でもそれが良いんです。

周蔵さん

ひとりぼっちの地球侵略を積んだまま最新作を読む今日この頃です。ってか年末年始のセールで何百冊かポチって一切読まずアプリを読み進めている僕はいったい。

外形的にはおねショタに違いないのですが、平和に過ごしていた田舎の小学生たちを一人の女子高生がかき乱している感があり、なんか笑ってしまいました。でも設定的にはひとりぼっちの地球侵略と何か親しいものを感じますね。作者さんの性癖がより研ぎ澄まされた作品なのかなぁ。

僕のほうが後で好きだったのでしゃーなし

本作は小学生の主人公・りっくんが魔性の女子高生・依織に振り回される話。なお依織はりっくんのお兄ちゃんの元カノである模様。もうこの設定だけで割とお腹いっぱいである笑。

その恋はりっくんにとっては間違いなく初恋だろうけれど、依織は彼の兄と付き合っている、ってか兄とやったっぽいところと出くわすというシーンをわざわざ最初のほうに描いており、これはりっくん性癖ねじ曲がるぞとオッサンの俺はどうでもいい心配するのであった。

まぁ既に依織はりっくんの性的原体験になっている可能性は高く、実際りっくんは依織で夢精したと思われる描写がある。この性の目覚めのような描写は生々しく、これが今日の5の2的な小学生ラブコメならばりっくんもハッピーだっただろうに、女子高生に絡まれたばっかりに世界観が古谷実に。なんということでしょう。

まったく、小学生は最高だぜ

なんて穿った見方をせずに、りっくんと一緒に年上のおねーさん・依織の魅力を堪能すべきなのかもしれないのだが、どうにもこうにも、俺からすると依織のほうがまだしも歳が近いという身も蓋もない事実が、俺の感情移入先をりっくんよりも依織を選んでしまう。

まぁでも、依織視点の話もけっこうあるし、心情描写も丁寧なので、依織視点で読むのも別に間違えてはいないと思うんだよな。ただこの場合、小学生男子を抱きしめたり押し倒したり胸を触らせたりしてドギマギするこの女子高生ヤベーナヤバイデスという感想が止められない止まらない。しまいにりっくんを好きになる同級生と同じレベルで張り合う始末。この女子高生相手にオバサン呼ばわりする女子小学生という構図はラブコメ的には楽しさがあるかもしれない。

あと依織視点になってしまう理由はもう一つある。俺にはどうもりっくんが妙に大人っぽく見えて、あまり子供らしさを感じられなかったのは正直あるんだよなぁ。自分のクソガキ時代を思い返して、こんなコナンみたいな男子ならそりゃモテるだろうなぁとは思いつつ、共感性は低い。

まぁせっかくモテても彼の頭は兄貴の元カノでいっぱいのため、残念ながら今日の5の2のようなプチハーレムライフはおくれていない。そもそも彼の初恋が実るのがよいのかどうか、正直なんとも微妙な気はするのだが、もしも実らず引きずってしまうと、DLsiteやFANZAで日々"NTR"と検索する青年になってしまうかもしれず、そんな未来はウソであることを願うばかりだ。

最新話まで追いついたので、更新追いつきつつ読んでいきます。