『可愛いだけじゃない式守さん』1巻感想:壁がないのに壁ドンしてる

作・真木蛍五。

積んでた。

彼女の式守さんが毎話イケメンムーブをかましてくれる話。一方で彼氏の和泉くんは作中設定としてはいわゆる「平凡な男子高校生」扱いのようだ。絵に描いたような草食ボーイだが、式守さんに守られがちで、「何も与えられていない」と気にしてもいる。

そんな彼氏の葛藤をよそに、今日も式守さんはクールな流し目や圧のある表情で壁もないのに壁ドンするテンションがみなみけから突然賭ケグルイになる。1話に1回賭ケグルイ。

以下1巻感想。カッコいいとは、こういうことさ?

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イケカノどうでしょう

イケメンヒロイン・式守さん。出来た彼氏のようなイケメンムーブで、やや内向的な和泉くんをグイグイ引っ張っていく。こういう子は、受け身形男子にとっての理想型彼女かもしれないね。

ただこれを女の子に守られたい、といってしまうとそれは浅いかもしれない。少なくとも和泉は守られがちであることを気にしているし、男らしくありたいという気持ちもある。また、式守さんの大前提として「可愛い」があり、別に意識してカッコよくあろうとしているわけでもないし、もっといえば「カッコいい」ところがまた「可愛い」のである。

あくまでこの二人は古典的な男女観をベースにしている。別に男女逆転カップルというわけではないんだよな。

カッコいいってなんだろう

読みながら思ったのは、「なんでカッコいいと思うんだろう」ということだった。色々と傾向はある。相手の感情や想いを察して、先回りしてフォローする。相手のために自己を顧みず行動する。相手の負担にならない形で、相手を気遣う。勇気を実現できるパワー。気持ちの良さ。

うーん、まぁこれは、男だろうが女だろうがオッサンだろうがオバサンだろうが、誰がやっても同じだな。ただ基本的には、男に求められるものだと思う。でもイケメンが女子にイケメンムーブしてるのを見せられても、「はー完璧な男子でようござんしたね」と鼻白んでしまいそうだが、女子がやるとだいぶ印象が変わるものだな。

なんか書いていたら、「今どきの若いモンは」を思い出した。

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あっちはラブコメになりえない構成だと思った(ラブに発展すると上司のイケメンムーブが台無しと思うので。と言いつつ2巻以降読んでないので実際どうなったかは知らない)が、そうか、女子がイケメンやるとちゃんとラブコメになるんだなぁ。

それは、社会的な男女の「あるべき」と少しずれているから、という一面はあるだろうなぁ。ラブコメってそういうズレを楽しむジャンルでもある。

1巻はループしていたが

さて、1巻はひたすら式守さんがイケメンしていたわけで、その意味では日常系4コマのテンションだったわけだが、さすがにキメ顔ループは1巻分もされたらおなかいっぱい感はある。とりあえず5巻までは積んでいるので読んでいくけれど、2巻以降どうなるかなぁ。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • この漫画、なんとなく表紙の子がエヴァのアスカに似てる気がして、気になって1巻だけ買いました。

    絵は上手いけど主人公が情けなくて感情移入出来ず、自分は購読を止めてしまったんですが、続きはどうなるのかちょっと楽しみです。

    • 言われてみるとアスカ・ラングレー感あるかも。すると主人公はシンジくん笑
      強気女子x弱気男子はよくある組み合わせですが、弱気男子にもここぞというところでは男を見せる期待はあるように思います。
      同じ類の話のループなので、合う合わないが明確に出てけっこう人は選ぶなと思いました(最初Twitter漫画かと思ったけどやっぱりその系譜のようで)
      もう少し男子側にも見せ場があると、CP的にも映えるかもしれないですね
      自分はとりあえず積ん読分は全部読んでいこうかなという感じです。

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