『今どきの若いモンは』1巻感想:ラブコメ浪漫を超える上司浪漫である

吉谷光平, 今どきの若いモンは 1, 2018

はぁ……なんかもう、ため息ついちゃうね。ラブコメ浪漫ならぬ上司浪漫っすよこれは……。いや、ひょっとすると今一番求められている浪漫かもしれんね。こういう上司だったらめちゃくちゃ頑張れるのに、ってさ。

「今どきの若いモンは……」から始まる若者礼賛、上司がカッコよすぎて惚れるわ。これで煙草吸ってなかったら100点満点だわ。今どきの中高年と老人に読ませてやりたいわ。

ちなみにうちはラブコメサイトなのでそういう見方もしてみると、上司はバツイチっぽくて、微妙にラブコメの香りもするんだが、いったいこの漫画にそれは求められているんだろーか。歳の差ものになるけどね。以下1巻感想。

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理想かよ

いやー、これはもう……浪漫ですわー、上司浪漫ですわ。これはものすごい浪漫ですわ……。このサイトは基本的にラブコメ漫画の感想サイトで、あるはずのないラブコメ浪漫を日々追い求めているわけだが、なんか浪漫の絶対値で言えばラブコメ浪漫を遥かに凌駕する気がする。

「ったく今どきの若いモンは…」
「い……石沢課長!!?」
「やれやれ…」
「…ナンデスカ?」
「今どきの若いモンは真面目に働きすぎなんだよ。あとはやっとくからさっさと帰れ」
「か……かちょおおおおおッ!!!!!」

吉谷光平, 今どきの若いモンは 1, 2018

このテンプレ展開がひたすら続く。これを夢と言わずしてなんと言う。石沢課長に惚れる漫画。仕事もできるらしく、周囲からも一目置かれており、。

この会社、大企業まではいかない中堅くらいの会社かなーと思うのだが、組織全体としてはダメな感じがちょいちょい出ているのがリアル。実際、みな過剰に忙しそうだしハイプレッシャーで追い詰められているっぽい先輩もいるし、石沢課長は出世コースからは外されてしまったようだし(でも40代で課長ならそれなりに順当な気がするが)。ちゃんと残業代は出ているのだろうか、とかいらん心配をしてみる。

まぁでも、少なくともこの課は多少会社がアレでも辞める人はほとんどいないだろう。上司が素敵とか、もうそれだけで有料。石沢課長のような人が上司だったら、その課の士気は相当高いはず。

仕事ができるというだけではなく、人間的に尊敬できる上司ってほんとに貴重。俺も働きはじめてもう少しで10年というところだが、そう思えたのは一人だけだ。しかし周囲を見渡してみると、一人いるだけ幸運かもしれないと思う。

というわけで、「ああこんな上司がいればなぁ……」と思いながら読むのだが、現在進行系でブラックな職場にいる人が読んだら精神崩壊してしまうんじゃなかろうか。石沢課長のような人は浪漫にしても(自分だってなれる気がしない)、まぁまぁ普通の上司も世の中多いものだから、ブラックな職場にいる人は一刻も早く見切りをつけてほしいものである。俺はつけた。

微妙にラブコメの香りもするが

とまぁこういう漫画なので、ラブコメではないのだが、主人公・麦田は二十代女子、石沢課長は中年ながらナイスミドルなので、まぁ全然アリではあるんだよね。実際、麦田がちょっと意識しているような描写はあるし、また石沢課長がバツイチであることも明らかになるし。(初登場のときは嫌味だったけれど石沢課長のおかげで悔い改めた)先輩の舟木ともちょっといい感じだし。

ただ、この漫画でラブって求められているのか?というとだいぶ微妙。っていうかもし麦田と石沢課長がくっついたら、石沢課長のナイスミドルさがだいぶ下がってしまう気がするぞ。

なので、自分的には、恋愛っ気は匂わせるくらいにしておいて、このまま続けばいいんじゃないかという気がしつつ、次巻以降ポチるかどうかは考え中。

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