写らナイんですの続きをなんだかんだで読んでいる。前回サクッと読めた3話分だけ読んで記事を書いてしまった。

その後2巻分ほど読み、やっぱり1巻は読まないと評価は難しいなと思う今日この頃。雑に3話だけ読んで記事書くのは今後控えようと思った。世の中3巻から面白くなるようなスロースターターの漫画も多いしねぇ。
本作についてはまだ2巻が出たばかりではあるものの、1巻分も読めばだいたい雰囲気察せられる。2巻まで読むとなおよいという感じかな。ボーイミーツガール大好き侍だったら拙者の好きなやつでござるって感じで基本的に食せそうだが、案外けっこうちゃんと怖い要素もあるので、ガチでホラー怖いマンだと本作は無理かもしれない。
以下1-2巻分感想。2巻までいくと橘ちょっと可愛い。
各話
自分が思い出すためのメモでもある。
第4話 おばけなんてないさ
初心者狩りみたいな初心者用心霊スポットで、お化けよりムカデと暗闇が怖くて泣く橘回。「おばけなんてないさ」の歌のチョイスよ。あったなそんな歌。それにしてもなんというか、童謡とか民謡とか、唱歌の似合う女であることだなぁ。
「怖いよー」は雰囲気出ていてちょっとぞくっとした。ホラー大嫌いのうちのあね様やはは様はブチギレると思う。
第5-6話 おかっぱじゃなくてボブですぅ!
笑った。「おかっぱじゃなくてボブですぅ!」は2024年ヒロインとして悲しいセリフ暫定一位。もう来月で終わるから割と真面目に2024年1位かもしれへん。
橘がひよどり祥子めいた教団にホイホイついていくのだが、絵柄のおかげなのかそのテンションは増田こうすけ。霊感ゼロってかマイナスの橘は、教団ライブで邪悪な異物としてウェーブにのせられる。若い女性が人混みでもみくちゃにされるという、作品によってはエロスティックを感じさせられそうなシーンなのだが、なにしろ「おかっぱ」扱いされているので何も感じない。
続く6話では、黒桐が教団にかちこんでボスを連れ出して、橘が一撃必殺。「許さない、絶対にだ」と目を血ばらせている教祖は特に魅力の無いキャラだがまた登場するのだろうか。というかどこまで真面目なんか分からん。
そういえば橘さんの対悪霊的なスペックはディーふらぐ!の船堀を思わせる。

船堀なら教団仕様のワンピースな服を着ていても、とおりすがりの子供に「変な服ー」とは言われなかっただろうか。まぁ橘はいわゆる美少女ではないのはそう。
全体的なノリでいうと、2巻PRでコメントしているONEのモブサイコに通じるところはあるかもしれない。
第7話 ようこそ我が家へ
黒桐が橘を我が家へようこそする回。家に住まう霊を片っ端から浄化していく橘つよい。
そんな橘に対して、黒桐は強く「何かしてあげたい」と思う。そして橘の望む霊感を付ける手伝いをしたいと思うわけだが、そうすると今の橘砲の力も無力化されることをオトンに指摘される。
そうして辿り着いた結論が「強くなりたい」というでろでろ耳雄式。でもこれは正しい。ポロッとでた言葉だけど、それだけに本心そのものだろう。ボーイミーツガールの醍醐味の一つはこうした少年の成長であると思う。
で、ここまで一巻のわけだが、正直本作について評価するならここらへんまでは読みたいところだったなぁ、と思った。
第8-10話 イケメンがふえるよ
赤い糸編という名のイケメン合流回。仲間がふえるよ!イケメン設定らしいんだが絵柄がアレなのでイケメンということになっているんだなぁという感じ読んでいる。
そしてここで出てくる指顔はマジでキモくて、伊藤潤二的な要素も感じられた。本当にホラー無理系の人だったらアウトだと思う。
11話 幕間
黒桐の誰かのために動きたいという気持ちが明確に出ていることがわかる回。結果的には空回ってしまったけれどその気持ちが大事。先生の「大人に迷惑かけてなんぼだろうが」は理想的な大人の対応ともいえて、もはやこんな漫画読んでる場合じゃないだろな実年齢の俺としては思うところもあったが、これについては黒桐の行動自体がある意味理想的な子供の対応でもあったので、たいていの大人が先生に近い反応できるのではないかとも思った。俺はどうだろうなぁ。
歳取って漫画読むのが難しくなるなと思うのは、感情移入先が増えることなんよねぇ。
12-15話 どっかの村
なんか村にきて怪しげな因習のクソジジババ共に天誅して返る。天誅というか、まぁ特に何もしてないんだけれど、天誅されたんやろなぁ。この漫画、ホラー的な因果応報がきっちりあるようだ。
唐突な日本舞踊自由形といいノリはけっこうギャグなんだけれど、展開は割とこわめ。
16-17話 てけてけバースデー
漫画には2種類ある。単行本の区切りを意識した漫画と特にしてなさそうな漫画だ。本作後者っぽい。てけてけ話の思いっきり話の途中で終わる。まぁ昔の漫画は基本そうだったよね。金田一少年の事件簿とか必ず毎回中途半端なところで終わっていた。
ということで、本作随一のラブコメシーンとなりまして、「橘が可愛い……?」という見開きぶち抜き、気合いが入っていることがわかるが、一緒にてけてけ描くのは、演出よりも正直作者さんの照れ隠しの面が大きいように思った。
総じて、色々な要素があるけれど
まぁやっぱり3話ってのは記事にするには短いよなと思った。まぁもちろん書けることは書けるんだけれど、楽しむための読書という観点で見ると、ちょっと足りないね。本作については、読み進めていくにつれてより面白みも出てきたと思うし、まぁ1巻分は最低読みたかったところ。
ただ全体としておとなしさは否めない。ボーイミーツガール、ギャグ、ホラー、パロディ、色々な要素がちりばめられており、クスッとすることもあるし、読んでいて楽しくもあるのだけれど、際だったところもない、という印象だ。また、様々な要素がある一方、相乗効果は感じられない。たとえばギャグとしてみると、「おかっぱじゃなくてボブですぅ!」はとても面白かったが、ボーイミーツガール観点ではそれでいいのかヒロインというお気持ちにもなる感じだし(まぁだから面白いといえばそうなんだが……)、随所のホラー要素もベースラインとしてはボーイミーツガールに寄与しているものの、個々の事象はなんだか独立しているように思える。
どうも、毎話ジャンルが変わる感じなんだよな。多分黒桐と橘の関係が進めば、それがコアになると思うんだけどねぇ。
結局、新話が出ていたら読みたいと思えるが、単行本を買うかと言われると、600円出しては買わないと思う。まぁでも、雑誌に連載しているってそういうことなのかも。こうして家で疑似雑誌的に、時間(広告)をコストにして見られるようになったのだから、いい時代になった、のかなぁ。本作で描かれていた時代も少し懐かしみも感じる(俺の世代より前っぽいけど)。

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