『君は冥土様。』52-75話(7-9巻+α相当)感想:最初からクライマックスの後だった

君は冥土様。アニメ化記念だからなのか、期間限定無料全話無料。ということで期間限定無料の魔力に捕らわれた俺は、最新話まで駆け抜けたのだった。俺は期間限定無料の奴隷……。前回記事より連続更新。

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さて、漫画アプリ主体でアニメ化したばかりという、超最近の漫画なんだが、内容は古典的なラブコメに美少女バトルとドシリアスな暗い過去のアレ。スクエニとかカドカワだといっぱいありそうだけれど、サンデー系でもあるんだなぁと思った。このサイトに来るような人だと目新しさは感じないと思う。

まぁ別にすべての漫画が目新しくある必要はないし、むしろ目新しさなんてのはパラメータの一つなわけで、結局そこに何が描かれているかなんだが、今も昔も求められるものは変わらないもんだなと思いつつ読んでいた。個人的にはNTR解釈できそうなところを丁寧に潰していってる感じがちょっと笑えたんだけれど、あらゆるNTRを潰して潰しきれなかった最後のNTR可能性、姉妹百合……!

まぁ姉妹百合は姉妹丼と表裏一体だからね。などと最低なことを宣いつつ以下7-9巻分+α感想。

目次

駆け抜けた

ということで限定無料期間に最新話まで駆け抜けた。ある意味では駆け抜けられた、ともいう。いくら無料でも読むのに苦痛を感じたらさすがに厳しいので。苦痛は感じなかった。というかまぁ、良くも悪くもストレスになるようなものを丁寧に取り除かれているような感じだったね。

特に本作はどんなにドシリアスぶちかましてもそのコアはラブコメというかヒロインの雪さん可愛い!であって、みんなで雪さん愛で隊だから、そこさえ間違えなければ何やってもいい、みたいな面はある。ただちょっと注意事項があって、それは主人公であり読者のメイン感情移入先であり人好以外と恋愛的な何かを想起させるようなことはNGだということ。

本作は雪さん愛で隊結成物語なので、色々な人が雪さんを愛するのだが、それが恋愛的なLOVEではないということは明確にしなければならない。実際、男のイーシンや人好パパンなどは、その描写にだいぶ気を遣われていたような印象を受けた。作中内でCP可能性潰しをこれでもかというほど直接的な文字列を使って表現されていたのが印象的で、「そんなに言わなくてもだいたい察せられるのになぁ」と思ったが、まぁこれも時勢というやつなのかもしれない。

まぁ全編にわたってとにかく説明的で、「めっちゃ説明してくれるやん」とナレーション見て思うことも多い。

『雪は人好に恋をしている』

それはそう!!!!

だが、それを自覚させるのは……

人好本人であるべき……!それが……周囲の総意であったッ!

第67話

そこ説明するんだなぁ、と思った。まぁでも、そうか。人の心の機微のうちでも明確なところは、あまり文字列で表現しないもんだと思っていたけれど、最近はちゃんと説明するのが流れなのかもしれない。わかりやすくはあるものの、どうしてもお笑いの解説みたいな野暮ったさはあるように思ってしまうが……。

まぁこのへんの話は前回記事で散々言ったからもういいか。

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帰ってきた妹大長編

6巻以降は帰ってきた妹リターンズ激情編で、だいたい8巻くらいまで時間をかけてたっぷりと過去の暗い話をドシリアスにやっていく。正直マジかという感じで、これが始まると自分は脱落することがしばしばあるのだが、今回はなんとか突破。あくまで過去の話として決別するものという扱いだからよかったのかもしれない。主人公が関わりすぎないのが逆に良かったんだと思う。これが今の話に繋がって、主人公が「俺が組織を潰す」みたいなこと言い出したら多分無理だったわ。

ところでドシリアスが続くとしんどすぎるからなのか、幕間で日常話がちょくちょく入れられていたが、だいたい勝田ソースの話だった。本作勝田ソースに頼りすぎな面があり、困ったら勝田ソースの話しとけばええやろみたいなところがあるんだが、勝田ソースの話そんなに人気なんだろうか。いいかい学生さん、トンカツの、トンカツのな、トンカツのソースでトンカツなくてもご飯が3杯くえるからインフレ時代を生き残ろうな。え、ご飯が高い?oh……。

まぁそんな感じで、四肢がなくなっているらしい誰かさんの優しい弟はいったい今どうなっているんだろうなど、ハードモードな世界観も示唆されている中で(読み落としてたらすまん)、多少の胸クソを残しつつ、姉妹間のよもやま話はとりあえず決着がついた模様。妹とは和解し、人好との関係についてもからかい上手。な告白試験で人好が明確に雪を選ぶという話をつっこんで、外形的には決着かな。

もっとも、二人の姉妹愛はいわゆる姉妹百合的な解釈が十分にできるものだったので、ここまで徹底的にNTR解釈を潰してきたのに、それは残すんだなぁと思ったが、こればかりは表裏一体だからどうしようもないのかもしれない。姉妹百合に限らず、兄妹や姉弟の関係においても、フツーに家族愛描くだけでその裏として禁断の愛的な解釈はできてしまうからね。これは近親という属性の特殊さ故に仕方ないところだろうな。

最新話到達

ということで、9巻分、さらに+αで愉快な学園生活までスタートしたところで、最新話まで追いついた。ドシリアスの後にもちゃんと日常ラブコメに戻ってこれているので、バランス配合うまいなぁと思いました。最初からクライマックスというけれど、むしろ本作についてはクライマックスの後日談、あるいはエピソード2みたいな感じだったんですな。良いと思います。

ここまで読んだので、今後も最新話が追加されたら読むかもしれないが、どうだろう、それは自分の漫画アプリとの付き合い方次第だろうか。今ちょうど色々試し始めたところなので、自分の生活の中で漫画アプリがどう位置づけられるか次第かなぁ……。

しかしここまで1円も払っておらず、逆にいいんだろーかという気がしなくもない。ってか、だから高くなったのか単行本……。

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コメント

コメント一覧 (8件)

  • 作品の方向性も読者の志向も人それぞれですね。
    かぐや様については……個人の意見ですが完結まで読まずに、キリの良いところで読み終えるのでもアリかと(笑)。

    • あれ、すみません、返信できてなかったです。
      真面目な話、人それぞれで受け止め方が違うのが楽しいところだと思います。ただ中々その違いを話せる場が少なくなってしまいました。

      かぐや様は色々言われているなぁというのは聞いているんですが、積んじゃっているので貧乏根性でそのうち読むかなと……推しの子も積んでいる間に終わったみたいですねぇ。

  • あ~自分は好きですが、ロザバンの方向転換には戸惑った人多そうなのは分かります。特にSeason2のシリアスな展開はアニメでも完全にナーフされてましたから。(画力の急激な向上は良かった)
    めぞん一刻も然り、河合荘は本当に律ちゃんが可愛く(内面が)なっていく過程が佳かった……。

    • 本作は良くも悪くも、「雪さん可愛い!」に尽きますが、もしそれ以上のことを求めたら別の領域まで踏み込まないといけないでしょうし、
      ロザリオとバンパイアは踏み込んだ作品の一つなんだろうと思います。
      個人的には微妙ではありましたが、まぁラブコメの閉じたループ的な世界観から抜け出すことになるので、その難しさはたいへんなものかなと。
      めぞん一刻も河合荘も、最初から最後まで理想的なラブコメ世界観だったので、ラブコメ好き的にはニッコリではあります(その点かぐや様は難しいところにいったなぁと思いつつ実はまだ最後を積んでいる)。

  • 「美味しくなったところをいただいた感」
    本作で抱いた違和感は正にそこでした!
    シリアスはあるんだけれども、雪の暗い過去が現在に直接影響を及ぼすことは基本ないので、ストーリーに起伏が生まれないという。
    まあ雪さん可愛いのでOKなんですが(笑)。

    • あー……自分で言っといて何ですが、そこが違和感と言われると、まぁ確かに、という感じはしますねぇ……。
      ただ本作の場合だと、あまりシリアスやるとキツイんじゃないかな、という風に正直感じられました。
      そういう意味で、個人的につらかったのがロザリオとバンパイアかな。記事でも実はちょっと触れるか悩んだ作品ですが……。
      まぁ本作はどこまでいっても雪さん可愛い作品だと思うのでw、あまり変にしゃちほこばった展開にしないでほしいな、くらいの感じです。

      難ありヒロインを頑張ってやわらかくした野郎共の作品は漏れなくラブコメ的傑作だと思います。
      古くはめぞん一刻の五代くんもそうでしょうし、最近(?)なら河合荘の宇佐くんとかとかかぐや様の会長とか……まぁでもアレはかーなりハードル高いですので。。。

  • ラブコメは迫りくる障害を克服していくのが面白いのだと考えていましたが、今時そんなテンプレも通用しないんですなあ。

    • 一番たいへんなところが過去なんですよね。
      過去が壮絶というだけならクール教信者作品なんかもそうなんですが、本作はあれとも違って、
      ヒロインの雪が今の雪たることに対して、人好の貢献度がないように思えるところが、特徴といえばそうかもしれません。
      雪さん出会いの第一話から既に可愛かったので。美味しくなったところをいただいた感はぶっちゃけあります。
      まぁでも正直本作で最初からドシリアスされても困ったかなとも思います。

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