『かぐや様は告らせたい』26巻感想:カッコいいラブコメ

作・赤坂アカ。2022年26巻。年内に全部読もうね。

さて本巻は囚われのお姫様救出作戦インスタントバレット編となっている。一言で言えばどシリアスではあるんだが、そこはそれ、ちゃんと抑制もきいていると思う……けど劇的かつ茶番感のあるお家騒動なのはそうかもしれない。

ただ言えることは、これはおっさんになってしまったから思うことかもしれないのだが、なんというか、男の子に読んでほしいラブコメだなぁと思った。カッコいいラブコメ。なんというか、ラブコメはどこまでもガールでありながら、その9割はボーイであるべきだ、みたいな美学は正直ある。

でも今の子たちにはこういうのどうなんだろうね。これは響くんだろうか。まぁ展開の凄まじさでそれどころではない説もある。

以下26巻感想。ツンデレ先輩の弟……!

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前回記事

【悲報】ツンデレ先輩の弟、血筋だった

ツンデレ先輩の弟……!お前、なんてツンデレ先輩の弟なんだ……。

かぐや救出作戦最初の噛ませ、ツンデレ先輩の弟。前巻最後に「勝負しようぜ」とかキメてたけど勝負するまでもなく終わっていて大草原。かぐやに意思聞くから……。

かぐやに告白して、幸せにする宣言したけど秒で振られる。

からの

完全に血筋やん。

まぁ当人も言っているように、既にもうかぐやの心は奪われていることはわかっていたのだろう。ってかもうかぐややってるし。詰めは甘いが勝ち筋のあるプランだ、という言葉の裏からは、自分のプランは完璧だが(かぐやの)勝ち筋ではない、という意図が取れる。かぐやのことが好きだからこそ、かぐやの気持ちがわかり、そしてそれを尊重してしまったのだろう。

それでもなお諦めきれない一筋の気持ちで、かつてそうしたように、力強くなったその手を差し出し、そして振られた。なんて哀しい男なんだ。ツンデレ先輩と一緒に漢賞をあげよう。

姉と一緒でファーストラブに尽くすタイプなのかもしれない。敗北系幼馴染……。もうツンデレ先輩の弟はツンデレ先輩の弟の姉とくっつけばよいのではないか?かぐやとそっくりな姉さんと……。これは四条家に激震が走りますねぇ……。

考えるな感じろ

その後はなんやかんや映画名探偵コナンみたいな超展開があり、最終的にはしれっとヘリで颯爽と会長がかぐやをさらっていく。その超展開ぶりは考えるな感じろの世界観。ってかヘリ運転してるのオヤジで草。

バババババババババババ

親父ハイスペック過ぎて笑うわ。息子の大恋愛のためにヘリ運転してサムズアップしたいだけの人生だった。息子いねぇわ……。いや、息子っていうかそれ以前にはい閑話休題。

まぁ正直展開は劇的に過ぎているかもしれないのだが、こまけぇこたぁいいんだよ!強いて言えば「手切金」の提案がかぐやからだった、というところだけが仕掛けだったといえるだろうか。

ここを前回の記事で書かなかったのは、ちょっと反省した。というのも、25巻を読んだ時点で、「かぐやから」の提案であったことは引っかかって、これは伏線めいている、と思ったのだが、記事を書いた時には綺麗すっぱり忘れて早坂の話しかしなかったという。この仕掛けだけしてあとは主人公を信じるというのが、正しくヒロインって感じがする。

以前の俺ならちゃんと突っ込んでいたように思うので、なんだか適当に読んでいる自分を少し見た。

しかしそれも仕方ないくらいの大味な展開ではある。まぁ漫画のクライマックスはこういうもんさ。とはいえヘリの下の騒音下でされる会長とかぐやのラブトークは、なんだか状況がアレすぎて色々と突っ込みたくなる気持ちもないではない。

ボーイ・ミーツ・ガールの根源

まぁでもそれは野暮ってもんだろうか。少年が少女を救い出した、他になんかあるか?っていう。それは滅茶苦茶でいいのかもしれない。昔見た名前も覚えてないB級映画でもこんなのはあった。

ボーイがガールを取り戻すという一大決心が周囲のすべてを突き動かす。多分ラブコメってかボーイミーツガールの根源は、そこにあるんじゃないだろうか。家父長制も男女平等も多様性もいっときの社会的制度ないしトレンドに過ぎないかもしれないが、ボーイ・ミーツ・ガールは神話の代より続く雌雄ある人間の永遠なのだと思う。これだけは確かだ。

ということで、ここまできたら最終巻まで駆け抜けます。

ボーイ・ミーツ・ガールといえばハイスコアガールの1巻は本当に綺麗だった。

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