『私と脱出しませんか?』1-13話(1-2巻分相当)感想:綴野さんと脱出したくなくなくない

私と脱出しませんか?というタイトルを見て一発目に思ったのがナントカしないと出られない部屋でしにたくなったけど、本作はリアル脱出ゲームをテーマにしたラブコメ漫画。もちろんナントカはしない。

この手のニッチな趣味を題材にした漫画でよくあるのは、題材の解説のほうにいっちゃって肝心の人間関係が疎かになっちゃうっていうアンチパターンだけれど、2巻まで読んだところだと、本作はきっちり脱出ゲームやりつつもその中で深まる主人公ヒロインの関係が描かれている安心のラブコメ構成。なんだかんだで一番の謎は女の子だよねっていうアレよな。

実際ヒロインの綴野さんはヒジョーに可愛くて、綴野さんの顔芸を見ながら一緒に謎解きする青春は羨ましいでしかない。むしろ閉じ込められたい。ラブコメ的に最高のシチュエーションだよなぁ脱出ゲームって。いや、だからナントカはしないと……。

以下脳細胞が死んでるので謎解きはだいたい飛ばした1-2巻分感想。もはや解けなくても悔しくもない。

目次

謎はすべて解けない!

閉じ込められた空間から脱出するというフレームワーク自体はラブコメのみならず割とよくみる舞台装置だ。っていうかそれを極限まで突き詰めたのがナントカしないと出られない部屋というか天才バカボンの発想。

もちろん本作の主人公・常深と綴野は謎解きをしていくのだけれど、謎解きの過程で二人が相互理解を深めていく様は実にボーイミーツガールで、ラブコメ的にも楽しめるものであった。え?謎解き?そんなもの何もわからなくても読めるんだよラブコメは。

拘束されている美少女がいればラブコメは読める。ハッキリわかんだね。

……まぁ昔だったらけっこう真面目に全部解こうとした気もする。昔は若かったから、まだ……。でも今はもう……脳細胞がさぁ……もう完全に溶けてるから……俺はもうダメなんだよ。何も考えられない。ただ感じるだけのオッサンなんだ。

ただまぁ、こうして謎解きをスパッと飛ばしている俺がけっこう楽しめたということ自体が、本作がきっちりラブコメやっていることの証左とも言えるのではなかろうか。まぁ良い漫画はそんなもんよ。コナンとか金田一少年の事件簿だって、毎回トリック完全に理解してない人多いと思うし。特にコナンなんて最大クラスのCP戦争の戦場だけどそこで戦ってる人たちトリック全然わからなかそう(偏見)。

こういう漫画のやりがちなアンチパターンとして、題材の解説のほうに寄り過ぎちゃって人間関係が疎かになるパターンがあって、この手の話になると毎度槍玉に挙げて申し訳ないんだけれど、さぐりちゃん探検隊とかそうだった。

これはさぐりちゃんが探検する漫画だった。そりゃそうだろと思うかもしれないけれど、本当はさぐりちゃんを探検しなきゃいけなかった……これはたとえラブコメじゃなくても、物語ってそういうもんだと思う。

そこへいくと本作はちゃんとラブコメしていたのでよかった。いつか綴野さんの謎を常深くんが解くことでしょう。

真実はいつも一つでもなさそう!

とはいえもちろん題材のほうもちゃんと描かれているから、読んでいてリアル脱出ゲームの面白さみたいなのはちょっと感じられたところもあったよ。舞台装置となっているスタッフの人たちのアドリブみたいなのもあるんだなぁと。このへんはテーブルRPGの楽しみ方に通じるところがあるんだろうか?確かに大まかな流れはあるけれど、最終的には参加者とスタッフのあうんの呼吸で完成されているような感じがあって、これはプログラムされたデジタル脱出ゲームでは味わえない感覚だと思う。回答パターンは大まかにあるんだろうけれど、時には独創的な解法が見つかることもあるんだろうか。

リアル脱出ゲーム友の会みないなのあるんやろなぁ。実際、綴野さん謹製の脱出ゲームを常深が解くパターンもけっこうあるし。でもこの趣味仲間を見つけるのは非常にたいへんそう。実際には綴野さんはおらずオッサンばかりいそう。楽しそう。

早くナントカしないと出られない部屋に入れろ!どうなっても知らんぞー!

まぁもちろん本作はうら若き十代の男女なので、スタッフもさぞ(がんばれ……!がんばれ……!)となっていたことだろう。チャラくなくて周囲に気を使えるウブい男女二人のカップルは誰だって祝福する。ただし祝福したあと酒は飲む。やってられるか。

やはりこの二人はナントカしないと出られない部屋に閉じ込めるべきでは?いやまぁナントカはやり過ぎかもしれないけどキスとかラッキースケベくらいなら良いよね?とりあえず綴野さんはもっとアレげな縛られ方をすべきでは?まぁなんでもいいけど、何か勘違いしてエッチなことしてほしいと思いました。まる。だってシチュエーションがラブコメ的に常に最高なんだよこれ。

などと最低なことを思ってしまう程度には良いラブコメだったと思います(強引にまとめる)。でも実際謎解き中にはからずもちょっとエッチな展開になるのはすごく見たいよね?

……なんかもう完結して最終巻まで出ているみたいですが。

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • あの書き込みにリビドーを感じるパンチラは…客寄せでしょうか?やっぱりインパクトが大事ですから。
    ところでこれは仕様でしたら恐縮ですが、暫く前からコメントの返信機能が画面をタッチしてもコメント欄にスクロールされるだけで使えなくなってます。

    • 本作の作風的にあれで寄せていいのか?と思わなくもないですが、目を引くのは確かではあります。

      コメント欄の指摘ありがとうございます、たしかに返信の返信ができない状態になってますね……。
      ちょっと原因わからないですが、見てみます。

  • ここにも脳細胞死んだ男が一人いますよ(苦笑)。
    なんとなくナナマルサンバツを思いだす漫画ですな。
    ただ今のところ本作で最も印象に残っているのは1話1ページのやけに生々しいパンチラです(笑)。

    • あ、ナナマルサンバツってそういう系だったんですね。そのうち読みたい気もしていますがいつになることやら……。

      初っ端のパンチラは本作きっての謎です。てっきり綴野さんのパンツかと思ったら二度と出てこないモブ子のパンツ……いったい何の意味があったのか……。

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