原作・火野あかり、漫画・森名尚、2021年1巻。コミカライズもの。
本コミカライズの内容は、好きだった幼馴染みのメイドに発情したらそのまま力に目覚めて貴族の童貞坊ちゃん大活躍、というもので、つまり非常にハッピーなのだが、後書きによると原作の暗いところはなくなっているそうなので、原作はもう少しダーティなのかもしれない。
まぁでも基本ハッピーなんでは?以下1巻感想。
純愛のためのハーレム
表題の純愛のためにハーレムを作る、というのはやや倒錯しているものの、正直どういう経緯なのかはけっこう想像しやすいのではないかとも思われる。実際、本作の主人公は社会的立場がエライので、子作りはそもそも義務、という世界観。ついでに言えば貴族なので能力も高かったりするんやね。
ただしごく最初の段階ではごくショボい童貞だったのだが、旅の初期で幼馴染みかつ初恋のメイドとエッチな感じになったらすなわち開眼、性欲の力で世界を救う。力をつけたら誰も文句を言えないから、幼馴染みで初恋のメイドと結婚できるぞ!そのためにまずハーレム作ろう!!
なんでそうなるのかという感じではあるが、そういうことらしい。ただ1巻においては、ヒロインのクロエしか出てこないので、約束されたかませことハーレム候補たちはこの後次々出てくるんだろう。果たして主人公は初志貫徹できるのか?ラブコメ文法だったらできないわけないだろう、という話になるんだけれど、この手の話だとどうなるんだろね。
発情はすべてを解決する
いずれにせよ、別にどうなってもいいかな、と思いながら読んでしまう程度には俺もおっさん。実際、貴族のガキの初恋がどうなろうと知ったことではないんだよねぇ。さらに発情しているならさっさとやれば良いのではないか?とか思ってしまう。この浪漫のなさよ。ブログタイトルを100回読め。
まぁでもラブコメにおいて男女が物理的にゼロ距離ミーツしてしまうと、なんかもう話はこれで終わり、という感じになってしまうのはそうなんよね。やっぱりそれはクライマックス、なんならその先のことでないといけないのだろう。
しかしそれにしても、理屈で想いを諦めていただろう身分差幼馴染みすれ違いップルが、性欲発情で一気に再び接近し違いを滅茶苦茶意識する、というあたりに、性愛の凄さを感じる。やはり、性愛と恋愛は切っても切れない関係なのだね。でもだからといって即くっつけてしまうとそれで試合終了になってしまうんだなぁ。ラブコメとはつくづく業が深いジャンルである。
これからの嫁たち
そんな具合で、お色気シーンもそんなにあるわけでもなく、どちらかというと俺TUEEE色のほうが濃かったかなと思われる本作だが、そのきっかけが童貞の性欲爆発、なのは面白い点かもしれない。ただまぁ、そうはいってもなぁ。原作だと暗い世界観を綴られているようなので、もっと深みがあるのかもしれないが、コミカライズについては、2巻以降でハーレム候補たちを見たいかと言われれば、まぁさほどでもないかな、といったところだろうか。


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