『おちこぼれ騎士団はスケベスキルで成り上がります』3巻感想:性と死のゴブリン行進劇

作・まもウィリアムズ。2023年3巻。この漫画よくAmazonで販売できるよね。

いろんなことがどうでもよくなる、明るく楽しいゴブリン凌辱漫画。意味不明だけど本当にそうだしこれもう主人公ゴブリンだろ。ただ合間にしれっとガチめの抵抗など闇の属性も入っているので、耐性がないと厳しいだろう。正直ダークファンタジーになってないのは主人公女騎士の気質によるところが大きく、世界観自体はけっこうエグいんだと思う。sexだけではなくdeathの成分も色濃い。原始の姿を感じる。

以下この漫画がエロい3巻感想。表紙で主人公パンツ見せてるけどいまさらこの女のパンツ見てもなんともやで。

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次回はゴブリン、ゴブリン、ゴブリンの3本です

まさかの3巻なわけだが、最初から最後までゴブリンでお送り致します。途中オークがいたり触手がいたり。もう遠慮無くやられまくっているわけだが、妙に雰囲気明るいのは、まず主人公たちの気質によるところが大きいが、その他の要因としては、強いので(主人公たちが)死ぬところまでいかないこと、またゴブリンたちが人語を話すこと、などがあるだろう。

逆に言うと、時折これらの条件が部分的に満たされないシーンに突入すると、悲惨さを感じさせる。たとえば、無力化された主人公が人語も解さない低級ゴブリンに凌辱されるシーン、主人公たち以外のガチ泣きモブ子の凌辱シーンなどは、無理な人は本当に無理なんではなかろうか。まぁ無理な人が本作を読んでいるわけないが。

まぁこの悲惨さのほうが普通なのかな、と思う。さらっと描かれているけれど、廃人や、犯されて食べられる、などが普通にある世界観のようだし、モブはけっこう酷い目に合っている。ってか死んでる。

これらがカジュアルに描かれるのは、主人公たちは非常に強いので死から遠ざかり、またsexについてあっけらかんとしているため性が深刻にならないからだ。だから笑えるのだけれど、実際は厳しい世界観なのだね。

この厳しさも、主人公たちの笑いも、どちらも本質であるような気がする。深刻といえば深刻だし、笑えるといえば笑える。いや、深刻だからこそ笑い飛ばせる、というほうがいいかもしれない。

あまりにも剥き出しなもので

まぁこの漫画を読んでそんな深刻ぶったことを考えても仕方ないのだよ。

なので、それはそれとして、本作について言うなら、3巻になってさらにやられているのだけれど、エロさはちょっとマンネリになっているような気がする、のが気になった点か。これは前述したことと関連があって、主人公たちがあまりにも性に対して頓着せず、また死も遠いために、悲壮感があまりにもなさすぎて、なんだか猿の交尾を見ているような気分になる、というのがあるかもしれない。

ただこれは好き好きと言われるとそうなのかなぁ。これは結局のところ、エロスとは何なのか問題なのかも。僕はあまりにも現代の倫理に染まっているために、その背徳にエロスを感じ取る性向があるのかもしれない。そのためにあんあん言ってるだけの性行為では「まぁエロいっちゃエロいけど」という感じにしかならないのかもね。猿の交尾に見えるというのも、或る種傲慢な感性なのかなぁ

まぁでも、世界観に関係の無い明るさがこの漫画のいいところなのは、そうだと思う。だこそ気楽に読めるし。逆に言うと、時折見せる悲壮な展開は、その悲惨さと裏腹にエロスは強いなと思ったりするのだが、読んでいてしんどくもある。別にエロ漫画読んでいるわけではないんだし。

しかしそこらのエロ漫画より内容も描写もよほど濃いわけで、特殊な立ち位置の漫画だなぁと思う。

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