なんか久しぶりにこういう漫画読んだなぁ。作者名見てなんとなく頭の中にお風呂の湯気がたった気がしたがヤマザキ違いである。もうね、俺の脳細胞は溶けきってるからさ。魔法使い春のパン祭り。
そんな俺の溶けた脳でも、なんだかしっかり読んでしまった。そういえば、こういう漫画好きだったなと思った。昔のガンガンとかガンガンファンタジーっぽい。ってか30年前にガンガンファンタジーで連載してたんですよって言われたら信じそう。まぁ実際この1巻は10年前ではある。ってか奥付けみたら出版社マックガーデンでやっぱり感がすごい笑。
でも今当時あの雑誌で連載していた漫画のうち真面目な顔で読めそうなのはあまりない気もする。それとも案外読めるんだろうか。俺の性癖のルーツに触れているんだろうか。本作は地味な話が続くのに読んでしまったなぁと思いつつ以下1巻感想。夜の愛し仔と聞いてエッチなことを考えた人、怒らないから手を上げなさい。はいっ!
オススメ文
本作2回オススメ受けてますが……。
骨頭の異形の魔法使いと、特異な性質故孤独だった少女のボーイミーツガール。
英国のファンタジーに影響を受けた世界観も人気。
名無しさん
イギリス児童文学の影響マシマシのファンタジー作品です。
異能を持つ少女と異形の男の関係性の変化がボーイミーツガール的には見所!
名無しさん
同じ人が既にフォーム投稿したのを忘れてもう一回したんじゃないか説もある笑
まぁ何しろ反応が鈍いからねぇ、すまないねぇ。ちなみに本作は年単位でずっと積んでました。もはやいつから積んでたかわからないレベル。いまさら読みました。いつもこんな感じで申し訳ない。
なお自分はイギリス児童文学の素養はありません(`・ω・´)
俺にあるのは昔のガンガンの素養だけ……。
ちゃんと読んでしまった
なんで俺はこの漫画をちゃんと読めるんだろうと考えながら読んでいた。いや、この歳になると……なのかどうかはわからないけれど、俺はもう実のところ、たいていの漫画は読み飛ばしているんだよ。読み飛ばすというか、まぁ、雰囲気を掴んで、それで十分だと感じている、とでも言えばいいだろうか。いやだってさ……真面目にもう万冊単位で漫画読んでるからね、俺じゃなくたって、そうなるよ。
もちろん常にそういうわけではなくて、突然目が止まる時というのはある。俺自身、自分のそういう感性を信じて本を読んでいる。漫画だけではなく文字列でもそうなんだよ。だから、スキップができないアニメが俺は苦手なんだよね。
そんな俺が、本作についてはかなり真っ当に読んでしまって、そんな自分に少し驚いている。別にそんな大した話が展開されているわけでもないと思うんだがなぁ。ファンタジーなんて散々見てきたはずだし。
言葉の使い方がうまいのはそうだな。いちいち読んでいて、「ん?」と思わせる。やけに説明的な設定資料集になることなく、どうやら魔法使いと魔術師はこの世界では違うらしい、なんてことを最初の数ページのセリフで思わせる。魔法使いだのなんだのと言っていたと思ったら、唐突にコンピュータなんて言葉も挟まる。だがどう見ても中世風RPGみたいな世界だ。世界観を考えさせる。複数の選択肢が頭の中に思い浮かぶのだけれど、現時点においてその答えはわからない。読み進めて行くと、わかるのかな?それとも、選択肢のどれでもないようなどんでん返しがあるのかな?まるでミステリーのように、文字を読み慣れた人間をうまいこと思考の迷い道に誘い込むような、そういう言葉遣いをしている。
おまわりさん(いるの?)こっちです
とかなんとか言ったけど、まー単にチセちゃんが可愛いのはあるよな。ってかチセちゃんが可愛くなかったらさすがに無理だよね。そういえば俺はこの手の笑顔を殺されたようなヒロインが昔から好きだった。男女逆転したら成り立たない話ではある。ってかこの骨野郎チセちゃんお嫁さんにするんか、これはロリペドの誹りも致し方ない。
でもチセちゃん、骨野郎だから心許した感もある。これがキラキラしたナチュラルイケメンだったら信用できなかったのではないか。チセちゃん人生波瀾万丈だったせいか、可愛いのに捻くれてるから……。竜が還る話では「悲しむ必要はない」と言われて「悲しくはない」とか思っていたようだけれど、恐らくチセが感じた感情は、一般的に「悲しみ」に入る部類と思われる。実際10年もたてば、あの時自分は悲しかったのかもしれないと思えるかもしれない。でも悲しいの一言で済ませられたくはないものを、竜が還る姿を見て感じたのだろう。死に甘美なものを感じるのは思春期の心としてありがちかもしれないけど、危ういね。
まぁでも、そんな危うさが可愛いと多分骨野郎も思ってるよ。ロリペドカルシウム。溶けろ。
どうでもいいけど、最初の話の骨野郎の決め台詞「君を僕のお嫁さんにする」って男的には使いづらい言葉だなと思った。まだ「嫁になれ」のほうが言えそう。「お嫁さん」という言葉にはどこか第三者的な響きと、男が直接使うには妙な愛らしさがある。ただここは深入りしても仕方ないとも思っており、地味に女性作家だから書けた言葉なのかなという気もする。
まぁいずれにせよ、チセが本気なのかジョーダンなのかと勘ぐったのも、この言葉じゃ無理からないのはわかる。ま、実際微妙なところなんだろうね。
読まずの言い訳
ヒロインが可愛いだけの漫画なんて死ぬほどある中で、しっかり読ませられたのは、やはりそれだけではなかったからだと言える。
まぁ先にも言ったとおりで、言葉や所作の一つ一つに立ち止まって少し考えてしまうような感じが、嬉しいのかもなぁ。いちいちちょっとだけ想像させる。これはこうですという資料集ではなく、1段階の推論も必要無いような事実の描写でもない。これはそうとしか読めねぇだろ、みたいな話は、秒で読み飛ばしちゃうし、なんならまだ読んでいない次のページすら読んだ気がするけれど、本作はそうではなく、今と過去、そしてこの先を想像させる。物語ってのはこうあるべきだよなぁ……とかなんとか言ったけど、結局は俺の性癖に刺さったというだけかもしれない。
まぁなんとなく、実のところ、この漫画はきっと、いい漫画なんだろうな、という気はしていた。なんとなく。で、そうすると、いい漫画にはいい感想を書きたくなる。そしていい感想はやっぱり、クソみてぇな気分の時には中々書けない。俺の信条として、解釈は最終的に受けての感受性と人生観が成り立たせるものなので、いい酒は調子の良い時に飲みたいように、良い漫画も気分の良い時に読みたい。しかし人間歳を取るといやなもので、調子の良いときというのはついぞない。
そんなわけで、よさげな本に限って永遠に積み始めることになり、本作もその一つだったというわけだ。しかも、読んだのは結局調子が良かったかどうかはわからない時だ……ただまぁ、読みたいと思ったので、まぁ良い時だったのかもしれない。お前これがいい感想か?と言われると弱いが、素直な気持ちではある。まーそれくらいでいいのさ。
しかし……今の俺の体力だと、この漫画を読み続けるのはちょっとしんどいかもしれないなぁ、とも思ってしまった。これ、まだ続いていて、21巻とかなんとか……。もう無理だよ。ぼくにはとてもできない。とりあえず積んでいる分はボチボチ読みます。。。

コメント
コメント一覧 (4件)
この漫画を読んでいて、なんとなく懐かしい気分になったのは、イギリス児童文学を感じていたからだと、ようやく得心がいきました。ハリー・ポッター、ナルニア国物語…。
ただ本作の本質は、娘と骨頭の成長物語だと思います。年齢を重ねることが、成長から老いに変わってしまった人には少し退屈かも知れませんね。
この骨頭成長するんですか!?意外と若いのか。人は見かけによらない。
まぁ確かに若干20年前に読みたかった感じはします苦笑
あんまりネタバレになるとあれですが、骨頭ことエリアスは特殊な生い立ちをしてまして、精神的に一部未成熟なところがあるのです。
これに対してチセは、これまた難儀な身の上でして、まだまだ子供ながらも達観しており、かつ自らを省みない危うさも持っているという…。
そんな二人がお互いぶつかり合いながら道を切り拓いて行く……というのが本作の肝なんですね~。
そういえば言葉遣いが少し幼い感じしますね。
まぁどこまで読めるかなという感じではありますが、また気が向いた時に積ん読消化していきます。