原作・来栖夏芽、漫画・紅野あつ。2023年1巻。
例によって原作未読でコミカライズに突撃です。本作の内容はいわゆる人外・亜人もの、かつ教師生徒ですね。今日日亜人の学園も亜人の生徒も珍しくはないのですが、教師と生徒ということでラブコメとしては若干のインモラルさがあります。まぁ実際ガチでラブになるかどうかはわかんない感じもしますかね。
以下1巻感想。
人外っちゃ人外だけど
1巻の内容は表紙の女の子4人と後ろで佇んでいる、というかまぁ多分見守っている主人公であり教師の一通りの出会いといったところです。設定自体は4人の美少女亜人と元ニートのアラサー男教師というだいぶどこかで見た感じではあるのですが、テンションはけっこう真面目です。現状見たところ、亜人の性質そのものよりは、リアルの悩みを亜人としてのキャラ設定に当て込んだ印象がありますね。
というのも、キャラクターたちの悩みがものすごく思春期的だからです。それは自己肯定感の問題であったり、能力の問題であったり、性格の問題であったり、疎外感の問題であったりします。なのでまぁ正直、耳とか尻尾がモフっているということを除くとあまり亜人ものという感じはしませんでしたね。もうちょっとこれ見よがしにモフモフしてもよかったのではという気もします。
まぁでも実際、ケモミミ美少女求められていることは見た感じモフっていることであって、ガチでアニマルされても困るよ、というのがたいていなのかもしれません。ガチ勢は満足いかなさそうな気もしますが。
1巻終わりには水着回もあるよ。水着回は本当にただただ可愛いんだけれどそれでいいんだろうか。
教師生徒ものだが……
もう一点本作の特徴としては、やはり学園の教師・生徒もの、ということはあるでしょうか。主人公教師は割と熱血魂あるようで、前の学校では若干過干渉でやらかしてそうな感じがします。令和には受け入れられないタイプなのかもしれません。美少女に囲まれるより汗臭いアンちゃんたちに囲まれて青春するほうが案外やりやすいかもね。っていうかまぁ、リアルな話だと多分だいたいの男はそうなんですが、まぁウサ耳ヒロインがいるのに現実の話をしても始まりませんや。
と言いたいところなんですけれど、前述のとおり生徒の悩みの本質がかなり思春期なんですよね。いや、それ自体はいいんですが、人間感が強いんです。でも考えて見ると、難しいですよね、亜人感。このへん、最近の亜人x学園ものとして、思春期しながらも亜人感がベースにあった尾守つみきと奇日常はよく出来ていたんだなぁなんて思ったりしました。

あとはまぁ個人的に微妙なのは、このサイト的な観点になってしまいますけれど、まぁちょっとラブコメとしては弱いよなぁと。教師生徒もので真面目な雰囲気出されると、1vs1のしっとり系じゃないと中々ラブコメやりづらいんでしょうね。
コミカライズなので
まぁだいぶ微妙な感想になってしまいましたが、原作のほうはどうなんでしょう。絵と文字では得意分野が違います。抽象的な概念の表現を得意とする文字を漫画に起こすのは難しいですし、ちょっと抜け落ちちゃったところもあるんではないのかなぁと、特に先生からの視点について、思ったりもします。どうしても絵的に映えるところを優先したくなるのではないかな、と。そういう意味では確かに映えているんですが。
うーん、まぁ続きは機会があればという感じかなぁ。

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