作・クドゥー、2024年1巻。
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内容としては、夫婦系のいちゃラブカップル漫画。職場恋愛。最初からクライマックスというか最初から夫婦。しかも有能なパワーカップル。美男美女……多分、少なくとも嫁は旦那のことをイケメンと思っているだろう。二十代の夫婦ということで遠慮無く致しなさるが、作中における性描写は案外控えめで、ちょっとエッチなうんたらかんたらのほうがよほど過激。
とにかく祝福された世界観であり、作中夫婦にとって唯一ハードルといえそうなものは、社内恋愛禁止とかいうアイドルみたいな規約くらいだ。後は徹頭徹尾ハッピーだから、個人的には距離感を測りかねている。以下1巻感想。NTRかと思ったけどそんなことはなかったぜ。
しあわせバカップル、それがすべてだろう
本作は20代有能パワーカップルが、人目を憚らず……というわけにはいかないので隠れてこっそりオフィスでラブったりお外でラブったりする話。内容はないよう。
そんならいちゃラブ好きにとってはたまらんのか?と言われると個人的にそこはどうだろう。俺もその系統はだいぶ好きなほうに入るはずだが、本作を読む限りそんなにときめくこともなかったからね。
なんでかなーと思ったんだけど、多分障害と言えるものがまったくない、ことは一つ言えるかとは思う。引っかかりとなるべきところがまるでないために、どこに足をかけてよいのかわからない。そしてするすると落ちていってしまったような心地だ。
見た目麗しく仕事もできて恋人もいて幸せハッピー、あーでも社内でイチャイチャできないからなー、社内でイチャイチャ隠すのつれーわー、社内でなー、でも家に帰れば幸せハッピー、今日も幸せ、明日も幸せ、明後日も……という話を、いったいどう楽しんで良いのかわかりかねた。
どこまでも完璧な彼と彼女の完璧ないちゃラブを見せつけられて、楽しいというより現実との落差で「oh……」ってなっちゃったよね。
女性向けなのかなぁと思ったりもしたけれど、描写の仕方が男性向けのそれだわな。ってーか表紙よ。この表紙の訴求先はあきらかに俺とお前と誰かさん。そ、訴求されてなんかないんだからねっ!
We are the 99%
まぁ、あまりややこしく考えずに、旦那あたりにでも感情移入して、自分は仕事そこそこだけど、エッチで有能なギャル嫁もらって困るぜ、という気分で読むのがいいのかもしれない。あー、そういう意味では、ギャルゲー的な読み方をすればいいのだろうか。ただそれやるには旦那がキャラしっかりたってるんだよな。
見た目細身の優男だけど、多分これちゃんと筋力あるよ。やっててよかった護身術で彼女を守るところとか理想的やん。まぁ実際彼女を守れイベントは男を見せるシーンではあるんだけれど、それにしても「護身術やっててよかった」でしれ流しはちょっと笑う。どっちかっていうと女の理想だろこの旦那。
そうそう、この嫁(旦那)の貞操が危ないイベントはけっこう頻発していて、もしかするとそこが本作の一番のポイントかもしれない。まぁ全部NTR回避するんですけどね。どいつもこいつも結婚指輪で退散しますしおすし。この指輪が目に入らぬかっ!
……あー、ギャル系ヒロインってその性質上男から狙われやすいから、結婚してないと存分にいちゃラブできないってのはあるのかなぁ。あと20代はさすがに皆さん分別ついてるので、指輪している女を狙う元気も男にはないし、そう考えると一番いちゃいちゃしやすい設定なのかなぁ。
まぁ正直「NTRねーかなコイツら」とか思って読んでましたけどね?
NTRません。これからもイチャイチャするのだろうと思われる。なんてこった。ラブコメは世界格差。


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