『陽子さん、すがりよる』3-4巻(最終巻)感想:陽子さんを愛で隊漫画でしたな

スズモトコウ, 陽子さん、すがりよる 4, 2020

この笑って送り出す感じは確実に最終巻。まぁ最終巻なんですけど。

全4巻。まぁちょうどよかったかな。4巻で終わるからこそポチれたってのはある。5巻以上だったらためらったかも。5巻でギリかな。6巻以上だったら多分中古落ちまで待っていたと思う。

まぁ結末はもう表紙がネタバレみたいなもんだよね。はいそのとおり。本作はつまり「陽子さん可愛い漫画」であって可愛い陽子さんが幸せになる漫画なんだけれど、陽子さんが一番幸せになる道はこれだよねっていう。

いろんな意味で、ちょうどよいラブコメだったかもしれない。以下3巻から最終巻こと4巻感想。

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大団円

はい、約束された大団円。正直ちょっと物足りなさは感じるが、この漫画はこれくらいだろうとも思う。少年漫画のワンコイン価格で全4巻なので、ギリでポチれた感じは正直ある。1冊660円で全6巻だったら多分無理だった。中古でせめて1冊200円まで落ちるのを待っていただろう。でも大団円が気になるので待つは待つ。そんな感じ。

ということで、ちょうどいいと言えばちょうどいいラブコメ漫画ではあった。

陽子さん可愛い漫画

まぁこの漫画は、ラブコメというよりまず「陽子さん可愛い」があって、可愛い陽子さんをみんなで愛でよう、という漫画だったのだけれどね。ただ多くの人にとって性愛が重要なことであるように、陽子にとってもやはりラブは重要で、ラブなくして幸せなし、ということで、最後は森岡君とゴールインするところまで描かれている。

これは、ラブコメ的には少し残念なことではあった。この進め方だと、ラブコメはあくまでおまけに過ぎないからだ。実際、本作はラブコメしていない話もけっこう多く、見方によってはギャグ漫画に分類されるかもしれない。

といっても、ギャグ漫画というには、あまりにも陽子さん可愛いしすぎているので、それが許されるジャンルとなると、やっぱりまぁラブコメの文脈に入るだろうと思う。ヒロインがかわいい!だけで許されるジャンルはラブコメと日常モノくらいだからね。

ん、そう考えると日常モノという見方はできるのかな。なるほど、それはそうかもしれない。うーん、いやでも、違うかな。日常モノならば、日常の所作にもっと主眼が置かれるべきだけれど、この漫画は「陽子さん陰キャ可愛いよね!」っていう面が強く、それはやっぱりラブコメが包含するジャンルだろう。

陽子のおっぱいが大きいことそんなに強調しなくてもいいと思うんだけれど、いやもう可愛くて仕方なかったんだろうなぁーと、可愛くてないすぼでーな陽子をみんな見るんだと、そう言われているような感じがしたよ。

他者との関係が内面を掘り下げるものなので

そして女の子が一番可愛い瞬間、そうだね、恋している時だよねっていう。そのための森岡君です。彼こそ真の陽子さん愛し隊隊長。

まぁ最後は森岡君も思春期らしい恋の葛藤を見せていて、こういう描写がもう少し、せめてネチネチよりもあれば、もうちょっとラブコメとしても面白かったろうに、と思うと少し残念な気もする。そうすることで、より陽子のキャラを掘り下げることにもなっただろう、と思うが。

表紙、陽子一人じゃなくて森岡と一緒に笑っているのは、ラブコメ的な見方だけでなく、それだけの関係を築いた陽子にとっての成長の証でもある。関係を描くことで、他社を描くことで、当人が描かれる。他者をとおして内面を描く。ラブコメってそういうジャンル

ってな感じだから、イチ読者としてはなんかちょっと惜しかったな、という気持ちないでもない。でもなんだかんだ、最終的に陽子は幸せな結婚生活を送っているし、これくらいの軽さが、お手軽にハッピーなラブコメとして見ると良いのかもしれない。

うーん、いや、でももうちょっと膨らませられたんじゃないかなー、うーん、やっぱちょっと惜しいなー、もっといけたよもっと。

ってことで、作者さんの他作に期待したいところだ。

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