『陽子さん、すがりよる』1-2巻感想:友達のいない陰キャ美少女と濃密な青春

スズモトコウ, 陽子さん、すがりよる 1, 2018

目つき悪男と陰キャヒロインなラブコメ。全4巻にて既に完結。

陰キャは陰キャなんだけれど、内弁慶系の陰キャ。まぁ陰キャはだいたい内弁慶です。

ただわたモテのもこっちにしてもみつどもえのひとはにしても、作者に愛されるが故、友達いないキャラのはずなのに、気づけば平均よりも友達づきあい多いんじゃないかムーブ発動してしまうのは致し方ないのだろうか。本作もその類に漏れない。

しかし友達作らなきゃいけないのはヒロインの陽子よりも、主人公の森岡君ではないか🤔

基本男女の絡みで話が進む、カプもの好きに嬉しい構成なので、全4巻はちょっと残念。以下1-2巻感想。

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陰キャはつらいよ

陰キャという言葉がいつ頃から市民権を得たのかは覚えていないが、この言葉が学校という閉鎖空間から生まれたことは想像に易い。というのも、まぁ職場のレベルにもよるのだが、働き始めたら陽キャだの陰キャだのは誰も気にしないからである。仕事ができればそれでよい。

しかし学校ではそれがすべてだと言っても過言ではない。学校という場は特殊で、人生のうち所属する時間は一部ではあるものの、幼少期から青年期までの多感な時期であるために、影響力は凄まじい。学校生活に適さない性格を持ったものは、多くの場合陰鬱な青春を送ることになる。

そんな陰キャであるにも関わらず、学校生活で最高の青春を送ってしまう浪漫が本作には描かれている。むしろ陰キャ故に、少ない友人と濃密な関係を築くことになる。友達のいない陰キャ美少女と濃密な青春、いいよね!しかもなかなかドスケベボディと漢の夢が詰まっております。

友達いるじゃん

ただ陰キャと言いつつ、森岡経由とはいえ、陽子は同性の友人を速攻で2人Getしており、友達いないキャラは無理があった気がする。しかし、この現象は友達できない設定のはずの陰キャヒロインにおいてよくあることでもある。おそらくは、作者さんの寵愛を受けすぎるが故に……。

むしろ同性の友人がいないことにかけては、森岡のほうが深刻ではなかろうか。見た目こそ不良っぽいものの、クラスルームで陽子と夫婦漫才している姿を見られている以上、実はそんなに怖いやつじゃないってことは認知されていそうだが。ってか、この二人は付き合っていると思われていそう。二人が騒いでるの見てニヨニヨしているクラスメートいたし。俺もニヤニヤしてましたが?

ラブってる

陽子、このまま既成事実的に付き合うところまで考えているのではなかろうか。この性格上、真っ当に異性を探すのはだいぶ難しいと思われ、本人もその自覚はあるだろう。であるならば、学生時代に親しくなった異性とそのままゴールインするのが一番いい。

夏服になったら照れながら「どうかな…?」とかアピールしてきたり、プライベードにも会ってデートしたがったり、歯医者で彼氏彼女扱いでまんざらでもなかったり、異性として意識しているのはまぁ間違いない。森岡のほうも、クリスマスパーティーに特別なプレゼントしたくらいなので、憎からず思っているだろう。

正直二人だけでよかったとは思いつつ

そんな二人の様子が愛おしいラブコメなだけに……うーん、この二人だけでよかったのでは……?という気持ちは正直否めない。いや、ねぇ。友達いないさんズのラブコメはやっぱり、変にキャラ増やすより、ほとんど二人だけで構成してなんぼかなー、と。女の子増やすより、森岡のキャラ深めてほしかった感。そのほうがカプものとしては深みがでる……。

まぁでも面白かったのはそう。折を見て、最終巻までポチる予定。

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