『やわらかおんなのこ』感想:健康的な女の子そして男の子

作・色白好、2012年。積ん読消化の季節。いつから積んでるのかももはやわからないシリーズ。

バンブーコミックス COLORFUL SELECTということで、これってもしかしてR18なんでしょうか。最初から最後までやってます。純愛エロ群像劇ショートショートとなっておりました。ってかKindleみたらアダルト扱いになってました。まぁでも内容的には「まぁ確かにアダルトかな」と思います。なお本記事は特にそういう描写には言及してないのでR18記事ではありません。

以下感想。「あれ?NTRないぞ?」と思ってしまった。NTRが流行ったのいつからだっけ。

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寝取られるかと思ったけどそんなことはなかったぜ

読んでいてまず思ったのは「寝取られの導入部っぽい」だったんだが、そのまま最後までいき幸せなキスをして終了。そういえば2012年の作品だと思うなどした。2012年というと僕が大学出たくらいのときだと思うが、たしかあの頃はまだNTR黎明期という感じで、まだまだキワモノ扱いだった気がする。そうか世間は純愛か。

内容的には男女がエロいことする単話を集めた感じで、好みの展開・ヒロインがいたら楽しい、という感じかと思う。一話くらいは気に入るものがあるんじゃなかろうか。表紙は胸が目立っているけれど、全体を読んで印象に残ったのは尻のほうですかね。

「あぁ……お尻が 遠ざかっていく……」

このシーン笑っちゃった。

大丈夫、一話一発だから、最後までいくので悶々することなくスッキリ(意味深)終わります。

青年よ尻をおっかけろ

基本的にはどれも純愛、まぁちょっと男側が暴発気味かなって感じなんですが、古き良き純愛エロではないでしょうか。今となっては落ち着きます。最初に読んだ時、ナチュラルに「お、寝取られか?」と思ってしまった自分の心は本当に薄汚れていると思いました。

ってか、男が女をちょっと襲う感じの話が多いので、もしかすると今だとちょっと乱暴な印象を与えてしまうかもしれないですね。ここ10年でもまた、われわれの価値観はだいぶいじくられてしまっていますし、なんだかんだでそんな自分も当世の流行から完全に逃れられているわけではありません。だからこそ、純愛が弱くなってしまった……と思うのは穿った見方でしょうか。

しかしこの2012年のガチエロ話を読んでいると、リーマンショックの煽りで世間と新卒はたいへんな目に遭っておりましたし、政治も不安定でたいへんな時期でしたが、なんだかんだで世界は平和だったんだなぁと思いました。だって今ならこれ絶対寝取られるやん(偏見)。なんでNTRってあんな流行ってるんでしょうね。

男が女の尻を追っかける話はもう流行らないのかなぁ。

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コメント

コメント一覧 (2件)

    • あ、この作者さんてそっち方面な方なんですか。なんだか納得です。
      純愛過激派は戦闘民族で敵に回すと怖いですからね(遠い目)

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