『やったねたえちゃん!』1巻感想:トラウマブレイク!

カワディMAX, やったねたえちゃん! 1, 2020

なにこれ😂

「やったね たえちゃん!」といえばかつてネットで一世を風靡した鬱漫画である。なぜか研究室時代に出回って、研究室一同ドン引きした記憶。

で、本作はそれが何故かフラッパーで単行本に……。そういえば、去年くらいに電車の中で本作の宣伝を見かけて「!!?」となった覚えがある。

いったいどんな内容で……と思ったら、続編なのかそれともアナザーワールドなのか、たえちゃんの中にもうひとりの人格「たえない子」がいて、クソ野郎どもを輪切りにしていくグロテスク・アクション。

当然のようにラブコメではないが、笑ってしまったので以下1巻感想。これは原作者自ら描いたトラウマブレイカーかもしれんね🤔

…この先ガンガンネタバレだけど、鬱要素もあるから耐性ない人は注意してね。

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ヤッたねたえちゃん!

「家族ができるよ!」「やったね たえちゃん!」

ネットで有名なAAだが、実は検索してはいけない言葉になっている。というのも、どこかほんわかしたAAとは裏腹に、その内容はあまりにも凄惨だからである。

親に捨てられて施設暮らしの少女・たえちゃんは、孤独を紛らわすためかぬいぐるみと会話するようになっていたのだが、そんなたえちゃんがロリコンの叔父に引き取られてレイプされた挙げ句、ぬいぐるみは破壊され、もう二度と語ることはなかった……と、凌辱漫画であるにも関わらず無駄に高い心理描写が読むものの心を打ち砕く鬱漫画であった。

この漫画が何故か研究室時代に出回り、研究室一同ショックを受けた思い出。かなりショックを受けていた人もいたが、自分はいわゆる凌辱系を読み慣れていたこともあってwそこまでのショックは受けなかったし、なんなら「実用的やな」とか思っていたのだが、「どうしたらこれ読んで興奮できるんやろ」というようなことを、いかにも不思議そうに言われて、あ、そうですよね、はい、と謎に反省した。

そんな本作が、2020年に単行本化していたらしい。電車の中で広告を見かけて「ファッ!?」となったのを、本屋で見て思い出した。

ああ、懐かしいなぁ、しかしなんでこれが漫画に……しかもフラッパーやんけ……とか思いつつ手に取り読んでみたら、斜め上のギャグ漫画で思わず噴飯。世紀末の街で、襲いかかるクソ野郎・アバズレたちをたえちゃんがバッサバッサとなぎ倒す、血で血を洗うヴァイオレンス・アクションである。どういうことやねん。

凄惨だけど笑える

これはこれで凄惨なんだが、凄惨のベクトルが真反対。作中ではやはり殺人・強姦など起きまくっているのだが、その非現実的な描写、どこまで真面目なのかわからない今際の際まで続くコミカルなセリフ回しなどのおかげで、総じてギャグ漫画である。

在りし日のたえちゃんでショックを受けた人は、本作を読むとひょっとするとトラウマブレイクになるかもしれない。これを原作者本人自らが描いたとは、なんとも不敵で面白い。どういう感性してんだ。

まぁとはいえ、前述したように作中で起きていることはやはりショッキングなものなので、まったく耐性がないとつらい漫画であることは確かだろうが、まぁでもこれくらいのグロテスクさは漫画ならよくあるしね。

いやいやしかし、物語って距離感なんだなぁ、と改めて思った。殺人や強姦はショッキングだけれど、描き方によって見え方は全然違うもんだなぁ。ただ強姦はやっぱりどうやってもエグいよな。殺人よりもえげつない感じがするのは、より個人を冒涜しているように思えるからだろうか。うーん、面白い。

面白い、が……しかし、続巻ポチるかというと……うーん、どうだろう!?😂

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