ヤンデレに鬼畜は似合わない

鬼畜好きは特に二次創作において、自分の好きなキャラを酷い目にあわせるという歪んだ性癖を持っているわけだが、それにしたって鬼畜が合う・合わないというのはやはりあって、いくら鬼畜好きとはいえなんでもかんでも鬼畜に落とせばいいというものでもない。

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ヤンデレと鬼畜、水と油

鬼畜の似合わない属性というのが世の中にはある。具体的にはヤンデレキャラなんかはかなり相性が悪い。男が酷い目に合うならいいんだが(いいのか?)、女のヤンデレが鬼畜な目にあうのは、焼き魚に焼肉のタレをかけるようなもので、まるでなってないと思う。まぁ焼き肉風味の味はするかもしれないし、それでいいならそれでいいかもしれないが、だったらわざわざ焼き魚なんか使わんでもいいだろ、という感じ。

ヤンデレは病的に相手を想い、その結果加虐性すら生じるというラブコメの中でも極めて取り扱い注意の属性なわけなんだが、そんなヤンデレ女も鬼畜な目に遭ってしまうとそのほか無難で普通な女となんら変わるところがない。

まぁヤンデレに達するほどの想いが散らされる、というのは或る種の輝きかもしれないんだが、それにしたってヤンデレというより単に想いの強さという特徴だろう。

などと考えると、やはりヤンデレキャラは素直にそのヤンデレ属性を発揮させるほうがよろしいということになり、それは当然、ヤンデレ女が鬼畜な目にあってしまう、なんて展開ではないはずなわけだ。唯一例外があるとすれば、逆転だろうか。いやしかしそれは鬼畜とは言わないなぁ。

ヤンデレは素直にヤンデレとして食すがよい。

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