『我が愛しのヲタ彼女』4巻感想:なんと修羅場展開

カップル系のいちゃラブかと思いきやかなりハッキリした三角関係・修羅場展開。ここに来てようやく雪が晴彦と向かい合うんだが、晴彦の優柔不断ぶりには若干真空飛び膝蹴りくらわしたくなったよ……。

以下4巻感想。

目次

怒涛の修羅場

焚き付けられた西城さんが立ち上がり、怒涛の修羅場、三角関係。雪の目の前で意図的に晴彦とイチャつき、雪に対して「浮気」宣言。マジか。マジなのか。しかも晴彦はなすがままである。これは……アウトじゃなかろうか。挙句西城とキスまでするし(雪の目の前で)、雪とのデートに西城連れていくし(雪も断らないのだが…そこは断っていいと思うが……)、君らどういうことなん…。

いや確かに俺も、3巻までの段階で、晴彦が雪に合わせ、雪が晴彦を振り回すばかりなのは、一応彼氏彼女としてどうなんだと思わなくもなかったが。しかしだからといって…西城というライバルが現れたことで、たしかに雪は晴彦の好きなコスプレ衣装を選びに行くなど、雪なりに晴彦のためのような行動も見せるようになるのであるが。ううむ。

明確な修羅場・三角関係ものも久しぶりではある。修羅場というか、もうこれは西城のいうことは冗談でもなんでもなく明確に浮気だと思うんだが。さっさと雪と別れて西城とくっついちゃえばという気持ちさえ……。それはひどいことだと思うけれど、既にひどいことしてるしなぁ。

ヲタバレの苦しみ

などという感じで、正直うーんうーんと思いながら読み進めていた。が、先のバンド編に入ったあたりからは、またいちゃラブ度が上がり、気分的にも持ち直す。また、雪の過去を知ると、自分の世界を受け入れてくれたということが、雪にとっては非常に大きなことだったので、あの晴彦の浮気っぷりを見てなお、付き合い続けているのかなと、そういう風には思えた。

その後のバンドについては、正直バンド始めちゃったよと思わなくもなかったが、SOS団といいヲタクネタが2000年代中頃っぽいので、時代背景がそこらへんなのかもしれない。確かに、あの時代は猫も杓子も歌って踊っていた気がする。

ヲタバレについては、最近はもうオタクって思われるくらいどうってことないんじゃないかなとも思うが、当時はもう少し深刻だったかも。子供の世界の文化レベルは基本的に石器時代で、剥き出しの力と暴力の世界だから、ヲタバレはスクールカーストにも多大な影響を及びぼした。気がする。あまり覚えてないや。子供ってなんであんなに残酷なんだろうな。

多分次で最終巻かな。シリアス路線で終わるのかしら?

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