『人食いダンジョンへようこそ!(漫画)』1-2巻感想:所詮人は動物。魔族だけど。

原作 一年新, 漫画 天道まさえ, 人食いダンジョンへようこそ! 1, 2018

なろう原作。凌辱シーンから始まり、その後も割と胸糞悪い展開が続く。ヴァルキリーコミックスということもあって、まぁ例によってそういう系か……なんて思っていたのだが、読み進めていくと、存外面白く読めてしまった。

躊躇わないエロシーンがウリのアレかと思いきや、物語としてはむしろ政治的な駆け引きが本質的に思える。人間というのはどこまでいっても動物的なのだなぁと思わされる。以下1-2巻感想。

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政治的に読ませる

ヴァルキリーコミックスってやつは、個人的には地雷原なブランドだと思っていて、Kindle Unlimitedの常連でエロい表紙をしているが、その内容ときたらまったく目が滑る代物で、読み終わった後はいつも虚無の感情を俺に教えてくれるものだった。

だからこの漫画もあまり期待していたわけではなく、実際最初のほうは割と卒読気味に読んでいた。読んでいたのだが……。

けっこう面白い……。

最初は単なる忌憚なくエロいだけの話かと思ったんだが。なにしろ物語の冒頭が既に凌辱シーンで、その後も出てくる女はだいたいレイプされるしさ。クソ野郎どもに少女たちが嬲られるということで、どちらかといえば胸糞悪い類に入ると思うものの、まぁ30も超えるとその程度の話は「ふーん」としか思わないので、軽く流せる。逆に言うと、恐らくはサービスシーンとして描かれている凌辱シーンもまた「ふーん」なのだが……。

で、「ふーん」と思いながら読んでいたのだが、この作品、中々どうして政治的な駆け引きがあり、読ませるところがある。

主人公はハーフの魔族で、なにやら特別な血筋ではあるようだが、チート級の能力というわけではなく、開眼したてでまだまだできることは少ない。その中で、仲間の協力を得ながら、相手の出方を考え、時には交渉し、勝利を掴んでいく様は、なかなかどうして面白かった。

まぁ仲間といっても、セックスの力で女を屈服させる、というのはまぁご愛嬌ではあるのだが。性と政治が絡み合っているあたり、人間なんて所詮どこまでいっても動物だよな、と思わされてアンニュイな気分。まぁ主人公は魔族なんだけど。

ただまぁ、Kindle Unlimitedだから読んだものの、続巻を買うかと言われると大いに微妙な感じ。絵よりは話を読ませる系なので、それだったら原作「人食いダンジョンへようこそ!」を読むかもしれない。

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