『WEB版WORKING!!』5巻感想:足立君×村主さんの二人が好きすぎて死ぬ

作・高津カリノ。クリスマスイブに届きやがったよ。予約してたから当たり前だけど。もちろん限定版。この通常版の表紙もいいけど限定版は最高の一言やね。和装なんだねこの二人はやっぱり。

やはり俺は足立君と村主さんが一等好きらしい。めんどくさい彼氏とめんどくさい彼女によるめんどくさいカップルなのになんでこんなに魅力的なんだ。

そして本巻は犬組の皆さん具体的には佐藤君とか山田が大活躍。特にさとやち・そうやまが好きな人は是非読むべき内容になっている(この漫画の読者の大半は好きだろうが…)。それにしてもキャラ単体として見た時、山田は本当にいいキャラしてるな。

以下今回も悶える5巻感想。

目次

開幕お姫様抱っこで死ぬ

本巻は、初っ端から唐突にお姫様抱っこをする3カップルで読者を殺しにかかるサービス展開↓。

高津カリノ, WEB版WORKING!!, 第5巻
高津カリノ, WEB版WORKING!!, 第5巻

なんとなくってどういうことやねん。この二人がいったいどういう流れでお姫様抱っこすることになったのか非常に気になるが説明されない。直に膝裏いってるなこれ。そこそこスカート短いしなワグナリア。意外とスキンシップの多い二人である。

足立・村主推しだけれど、このお姫様抱っこはこの二人が一番おいしいかなぁと思う。ってかほんとどういう流れでお姫様抱っこになったんだろう。アホの子の宮越はヘタするとお姫様抱っこという行為の意味も把握していなさそうだけれど、東田はこれが実にカップル的な行為であることをよく理解しているだろうし。

そう考えると、心なしか死んだ目をしている気もする。この後「俺が手を離すと宮越さんは落下しますよね」は東田流の照れ隠しなのだろう。ついでにこのまま逆お姫様抱っこしてくれてもよかった。ってかしてほしい。照れ隠しとはいえ死んだ目をしながら彼女をお姫様抱っこする男があるか。

宮越は東田に可愛いって言ってもらって嬉しがったりと、なんだかんだでカップル度は上がっているんだが、東田はちゃんと女の子を好きになる気持ちを持っているのか心配になる。珍しくヘタレじゃない男なんだが。ほんと変な野郎しかいないなこの店。いや変さは女も負けてないが。つまり変なやつしかいない。

デコチラ

まーでもやっぱり足立・村主の話が俺的には最高で。今回のベストは↓のデコチラで。

高津カリノ, WEB版WORKING!!, 第5巻
高津カリノ, WEB版WORKING!!, 第5巻

こんな目見開いてる村主さんはレアである。瞳孔が……笑。友人にそそのかされて、村主さんにスカートめくり的な何かをしないといけないという謎の義務感に駆られた足立君が、さすがにスカートめくりはできないからと何故か前髪めくる。冷や汗ダラダラで。唐突に。ほんとわけわからんなこの男!

足立君は基本村主さんにやられっぱなしと見せかけて攻める攻める。超攻める。またごく自然に密着するデキる男↓。

高津カリノ, WEB版WORKING!!, 第5巻
高津カリノ, WEB版WORKING!!, 第5巻

ここだけ見たらやり手。さらっと肩寄せてる。スキンシップすごい。「ぐい」がすごい。足立君的にはこれが合理的だからという感じなんだろうけどね……。前巻では旅行に誘うし、天然攻め怖い。

でも肝心なことは何もできていない二人。20歳にしてはウブな恋愛しているが、本人たち、特に村主は思いの外そのあたりを気にしているようだ。貧乳コンプレックスが強まっているようにみえるのも、あまりに何もなさすぎるのを気にしているからであろうし。特にお酒の力を借りて関係を進めようとしたのは、ちょっといきすぎなくらいのアピールである。が、そこは足立の良識によりギリギリで踏みとどまる。まー酒の勢いでってのはね。個人的にはそれも一つの形だとは思うけれど、この二人の関係はもっと大切に進めてほしいのは確か。

村主「…"もうひと押し”は足立君に委ねられてるかもね」

これはまさにそのとおりで、実際のところ、この二人の関係が決定的に動くのは常に足立からのアクションによる。なんだかんだいってヘタレ道を極めた足立君がドライブしているのが特徴的な面白いカップル。

この二人は今回かなり進展したのだが、最終巻ではどうなるんだろう?

犬組勢

後は進藤・志保組だなぁと思いきや、この二人の話はそんなになく、犬組の佐藤・八千代組と妃を挟んだ相馬・山田組の話が続くのであった。あとがきでは「多分わからなくても問題ないと思います」と書いているが問題あるような気がする。でもわからない人ほとんどいないんじゃなかろうか……。

実はさとやちはそんな好きってわけでもなかったんだけど、なんか今見るとええな。俺の病状悪化してるんだろうか。サーバントサービスでも思ったけど高津カリノは20代カップルが最高やわ。とか思ってサーバントサービス読みだしたらなんか止まらなくなって気がついたら最後まで読んでたどういうことなん年の暮れ。一宮兄といい高津カリノのヘタレ男は何故こんなに魅力的なのか……。

相馬もヘタレやしなぁ。相馬さん出番自体は少なめだったけど、山田が常にそうまさんそうまさんそうまさんそうまさんそうまさんそうまさんそうまさんそうまさんなのでやけに印象に残っている。妃も絡むし相馬・山田ラインはけっこう複雑なのだけれど、山田・妃で個人的に関係を結んだので、なんだかんだほっこりする感じに落ち着いている。このあたり、変にドロドロさせずきっといい感じで着地させてくれるはずだという安心感、そして実際に期待を裏切らないのが、この作者さんの強みやなぁ…。

そしてぽぷら出て来るけど相変わらず恋愛ごとには絡まない。ぽぷらvs東田は面白かった。東田の厳しさに慣れてないぽぷら可愛い。

ということで犬組勢が活躍したにも関わらず、本作における第3のカップル進藤・志保組は存在感薄い感じで終わってしまったは残念である。監視があるとはいえいくとこいっちゃってるんじゃないか感あるこの二人、次巻(最終巻つらい…)で存分に描かれるのだろうか。

次で終わりか……アニメもAmazonプライムビデオで見てるけどもう終わっちゃう……。はぁー……。ってか、Amazonプライムビデオで犬組のほうのWORKING!!も配信されてるのは嬉しいんだけど、二期だけ配信されて一期が配信されてないっぽいという。待ってたら一期もくるんだろうか……きてほしい。

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