甘酸っぱい何かをぬるく見守る仕事←やりたい
↑「オレたちみたいな年寄りは、ああいう甘酸っぱい何かをぬるく見守るのが仕事さ」これに同意する人はやっていいかもなぁっていうゲームがなんか最近リリースされたわ。プレイしてるとあちこちでラブコメの花が咲いてるもんだからなんかニヤニヤしながらやってるわ。
初めてなのになんか懐かしい
ワンダークラウン(以下ワンクラ)て、ソシャゲであり結局ガチャなんだけど、これがもう完全にスーファミ後期のRPGくらいの雰囲気で、初めてのゲームなのに既視感すごい。マジで20年前のゲーム?って感じ。ロードの遅さも、ハードウェアのスペック向上をネットワークの遅滞が打ち消して、あの頃のテンポの悪さを再現w
主人公がちゃんと人格のある男の子で、幼馴染のヒロイン(?)がいて…となんだか非常に安心するというか落ち着く。キラキラした派手な女キャラがオッパイと太もも見せながらガチャガチャ言ってないだけで、やりやすいわ。
それにしてもウジウジしていて平和が一番でも血筋はすごいんです系の、典型的巻き込まれタイプ、この手の主人公はもう絶滅したと思っていた。正直ウジウジっぷりに最初はちょっといらついたものの、割と周囲からの扱いがナチュラルにぞんざいだったりするので、プレイしてたら割と不憫萌えなところもあり、いいかなって。
最初の島でやたらめったら女キャラが出てくるから、ラノベ的ハーレム?と思いきや、別にそういう感じでもなかった。恋愛的な脈が無いというか。むしろ主人公のモテ期は全然別の国で起きる。結局モテ期あるんかいという感じだが、そこは主人公特権で。
ただ幼馴染のお姫様がいるけど、あの娘がマジで本当にただのお友達っぽいのはどうなんだ。スノーレスタでのイベント見るに、周囲からは事実上のカップルだよね?みたいな扱いではあるっぽいことは伺えるのだが、当の本人たちにその気がまったくなさそうだ。
全然一緒に戦ってくれない
だいたいメインヒロイン(?)っぽい娘・アリシアが、全然一緒に戦ってくれない。ガチャゲーのシステムと折り合いつけようとした結果なんだろうけれど、イベントと戦闘が完全に切り離されているのは、やはり寂しい。一つの落とし所なんだろうけどねぇ。っつか例によって中途半端な強さの主人公が戦闘面で全然活躍できない…。これは前作?のゆるドラシルもそうだったけど。
イベントはなぁ、なんかこう、本当にまんま昔のRPGって感じで、個人的にすごーく落ち着くんだけどね。ベタベタなラブコメっぽい展開も、王道よな。フロスティア・スノーレスタ編は終始ニヤニヤしてたわ。ってか最初にガチャ引いた娘・プリシラがスノーレスタの娘で、ずっと戦闘で使ってたから、ああこの娘かって、既に思い入れもあって、なかなか。やっぱり、RPGは戦闘で使わないと愛着わかんよなぁ。
ただ、キャラストーリーで、まだメインで出会ってないキャラのストーリー見れてしまうのはどうにも変な感じだ。出会ってないキャラのストーリーはしばらく寝かせておくほうがいいかもしれない。
それと、やっぱねぇ…名前がないと、主人公絡みのカップリングはなかなか妄想しづらい。ソシャゲでフレンド制度採用していることもあり、これだけ人格がハッキリしている主人公であるにも関わらず、デフォ名がないので、自分でつけるわけだが、俺のつけた名前間抜け過ぎる。しかもどシリアスシーンでもその名前で呼ばれるので、なんだか非常に妙な気分だ。まさか2016年になってドラクエ現象にぶち当たるとは。
その点については、前作?のゆるドラシルもそうなんよな。あれもいつものように適当に名前つけて、ゆるゆるゲーだと思ったらストーリー重くて、緊迫したシリアスシーンで名前呼ばれるとほんとへにゃってなるわ。いやそんなへにゃってなる名前つけなきゃいいんだろうけど、どシリアスな名前とかこっ恥ずかしいやん…。
主人公以外でも、「ああこの子とこの子がそうなのねニヤニヤ」みたいなカップルがけっこうあちこちに見られるのは、キャラが多いソシャゲのいいところかもしれない。これでファイアーエムブレムのごとく支援効果でもつけてくれたら最高なのに。