SUGOI DEKAIよりも筋肉の方が印象深くなってきた積ん読消化シーズン。
まぁ実際のところ、この漫画は宇崎CHAN可愛い漫画のようで、っていうかそうかもしれないんだけれど、心情描写の8割くらいが男性サイドっていう、割と珍しいラブコメの気がします。と思ったけれど、よくよく考えて見ると昔のラブコメも心情描写は男性主体だった気がしなくもないので、むしろちょっと前までが、何もかもヒロイン偏重すぎた特殊な時代だったのかもしれません。揺り戻しがきているのだろうか。まぁ「ちょっと」と言っても、6-7巻が出たのは3年以上前なんですが……3年……まだオリンピック周期にもなってないな、うーんこれは最近。
でも男同士の会話が主体なのは、野郎向けのラブコメとしてはやはりけっこう珍しいのでは?と思う以下6-7巻感想。
真面目か!
まぁなんか先輩が全然名前で呼んでくれないって怒る花ちゃん可愛いみたいな話が続くわけですが、個人的に印象深かったのは50歳で子供を産んだ母サクの親父さんでありました。ってか実際、6,7巻、特に7巻は親父巻だったと思います。両方の。
子供が生まれたのにも関わらず、嫁とイチャイチャしたいからと息子を呼ばなかった謎親父、これはさすがにあかんやろどういう親父や、と思ったわけですが、まぁ漫画だしなと思ったのもつかの間、宇崎が桜井の部屋に行って止まったことをそんな軽い女なのかと煽り、違うとキレる息子に対し世間はそう見ないと切り返すのは、実に親らしいなぁと思いました。
「よく考えろよ おまえがちゃんとしてないと その子が変な目で見られるんだぞ」
めっちゃ真面目やん。まぁそうなんだけどね。でも全然そういうテンションの漫画じゃなかったのに、急に生々しくなったからビビるわ。
ラブコメって良くも悪くも当人のたちの想い最優先で、第三者のことなど知ったことかみたいな浪漫があるわけですが、実際の恋愛、まして結婚を意識する仲となれば、当然社会的な観点が生まれます。これをどう扱うかはその漫画の方向性に大きな影響がありますけれど、本作は意外にもかーなり真面目なんですねぇ。
男たちの夜
嫁こと宇崎側の親父さんとも無事(?)邂逅を果たします。まさかの親父経由の好きバレは地味に展開として珍しさがあるように思われます。まぁそうは言っても、当人たち以外にはもとより全員わかってる話ではあったんですが……。
正直5,6巻くらいでは桜井と宇崎の彼是もいい加減に飽きがきていたのが正直なところだったので、ここらできっちりケジメをつける方向に行ったのは良いタイミングだったなぁと思います。そして、心理描写のほとんどが女性ではなく男性サイドだったことも、面白みがありました。まぁ実際、男たちの会話はちょっと読み込んじゃったよね。
ただそれがラブコメとして楽しかったかと言われれば、別に楽しくはありませんでした。これはまぁやっぱり、社会的な生々しさが出た時点で、ラブコメとは異なる味わいのほうが強くなるからかもしれません。純粋に成長物語とか家族漫画的な感じが色合いが強くなってきますね。
男と女
男たちといえば、もはやSUGOI DEKAIよりも筋肉描写のほうに目がいきます。いや、別にそういう趣味はないのでやらしい目つきにはなりませんが。筋肉好きと巨乳好きはなんか被る気がします。男と女って感じ。
まぁ本作自体、ラブコメというより男と女の話になりつつあるのかなぁ、という印象はありますね。それはそれで漫画としてはいいわけですが、個人的には求めているものとは違うよなという気持ちはありつつ、まだだいぶ積んでいるので、読んでいく所存です。これポチったの3年前だからなぁ。うーん3年は最近。
コメント
コメント一覧 (2件)
もうね、この漫画は人妻ズにしか目が行かないッス。
50歳で出産は現実だと流石に色々キツイと思いますが、そこはまあファンタジーとして、宇崎母もそろそろもう一人どうですか?(ゲス顔)
この漫画は人妻が異様な色気を発していますね。むしろオカンたちのほうがラブコメ的には浪漫してるまであります。
宇崎ちゃんは回想のほうがラブコメ度高いように思えるので、主人公CPの二人は実は既にクライマックスの後なのかなぁという気もちょっとしています。