『水女神は今日も恋をするか?』1巻感想:恋して国が救われるなら恋したらいいんじゃないかな

全3巻なんだよなぁ……けっこう面白かったんだけれど。

なぜか水が出てくる女の子、恋したら水がもうバッシャバシャ。水不足の我が国では彼女の水だけが頼りだ!恋せよ乙女!という設定なんだが、まぁこれは確かに短編感があるかもね。

トンデモ設定なのはともかく、課題と解決方法が明確かつ障害もあんまりないので、広げ方難しかったかもしれない。葛藤に繋がるようなもう一捻りがほしかったかもなぁ。長くやるつもりだったのかどうかはわかんないけど。

ただまぁ、安心して楽しめる約束された恋物語ではあるかも。以下1巻感想。

目次

可愛いんだけど

可愛い。

某駄女神のおかげで俺の中でヒロイン感の薄れていた水属性だが、まぁでもよくよく考えてみると一番ヒロインっぽい属性だよね。可愛くて優しいいい子です。この子が恋したら国が救われるなら、恋したらいいんじゃないかな。おわり。

……ということで、まだ1巻しか読んでいないものの、3巻完結なのはまぁむべなるかな、という気はしている。1巻読んだ限りでは面白かったけどね。ウブい二人のいちゃラブとかそりゃー好きです。好きですよ。はい。

周囲の恋せよ圧がすごいので

いっそ内容がないようなら。実際いちゃいちゃしているだけで何巻も続いている漫画もあるわけだし。ただこの漫画、なまじっかストーリーがあるだけに。ストーリーがあると、ストーリー進めろよってなるやん。で、ストーリー進むとこまで進んだら終わっちゃうよね、っていう。

で、この漫画の場合、その完了条件が明確かつ、あんまり課題感がない。いや、恋してハッピーなら恋したらええやん。誰も邪魔立てすることはない。

ああでも、そうか、なるほど。そうだね。障害のないいちゃラブって、内容がないようだったら安心できるラブコメになっていいんだけれど、ストーリーがあるとその障害のなさが仇になることもあるんだな。

恋の進行についてストーリー的な圧力がある場合、まぁまさにこの漫画がそうなんだが、その恋を妨げる明確な障害がないと、「いいからくっつけよ」ってことになってしまうんだなぁ。この漫画の場合も障害はないことはないんだけれど、ほとんど当人らの気持ちの問題で、しかも「まぁでもぶっちゃけ好きなんでしょ」って感じだから、はよくっつけや、でしかないっていう。

逆に言うと、恋を進行させてはいけない何かしらの制約があれば、それがストーリー的な面白さに繋がるのだろう。しかし、この漫画の恋せよ圧はかなり強い。何しろ国運がかかっている。これに抗えるほどの障害はなかなかなかろうなぁ。恋のライバルちょっと出したくらいじゃなかなかやで。あらかじめ許嫁が決まっていて当人たちもその気でいた、でも厳しいかもしらん。

アクレア可愛いだけに、ちょっと長く読みたかった気もしていて、3巻完結なのかー……と何かちょっと残念な気がして、まだポチれないでいる。まぁそのうち続きもポチります。。。

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