『つるた部長はいつも寝不足』1巻感想:すけべな白昼夢に微睡む美術部部長

2012年1巻。作・須河篤志。全3巻。

いったいいつポチったのかも覚えていないが積んでいた。そして何故か今さら読んだ。

若干タイトル・表紙詐欺の気がしなくもない。美術部が舞台でスケベな妄想が逞しいつるた部長(女)の話なのだが、寝不足要素があるのかないのかはよくわからなかった。単にスケベで妄想力がすごいだけだと思うが……。

女主人公のラブコメということで、イケメンたちといい感じになる。どちらかというと男向けっぽい漫画では珍しい構成かもしれない。

以下正直読者層がわからなかった1巻感想。 

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ターゲットがわからない

この漫画誰が読んでるんだろう。

いや、俺か。俺かもしれないが、俺みたいなやつは世の中にそう多くはないはずだ。俺だとしたら、なんとなくたまたま手に取ったオッサンになっちゃうよ。

……マジでそうなのだろうか。それくらいターゲット層がわからない。いったいどんな人が何を思ってこの漫画をとるのだろうか、と思ってしまった。

内容的には、美術部部長のつるたがスケベな妄想をしては空回りするというもので、ラブコメ的な観点で言えば、男向けと思われるのに女主人公で男にモテるという少女漫画フレームワークなのがやや珍しいといったところだろうか。

……マジでターゲット層がわからない……。と思ったが、ターゲット層とかではなく描きたいものを描いた……ということなのかもしれないそうかもしれない。

ノスタルジック

どこか懐かしい感じはある。本作は2012年に1巻が刊行されているので、10年ちょっと前の作品ということになるが、感覚的には20年くらい前だ。いや、もっと前かも。昭和感を感じるのは、学校という広がりのない閉鎖空間が舞台で、スマホがないからというだけではないよな(2012年頃はまだギリギリ、ガラケーのほうが多かった頃じゃないかなぁ)。パソコンすらなさそう。正直感覚的には30年前なんだよなこの漫画。実際舞台設定はその頃なのかもしれない……。

メガネ部長の白昼夢

まぁ、とにかく、そんなわけで、30年くらい前の学校っぽいところで、美術部のメガネ部長がスケベな白昼夢を見てきゃーきゃーする漫画なのです。はい、まぁ……そうです。

……なんで俺はこの漫画を持っているんだろう……?あまつさえ最終巻まで……。まぁ大昔にBookLiveでポチったんだけれど、それにしても何故……。

まぁいいか……。せっかく最終巻まであるので、読むには読みます。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • >ターゲットがわからない

    この作者さんは大体そんな感じです。多分男向けなのは共通してると思うのですが……。
    設定は面白いものの、話を広げる余地がないので、短命な作品が多い印象です。

    • >この作者さんは大体そんな感じ

      そうなんですね。。確かに設定は面白いので、短編向けっぽいのかもしれないですね。短編集だと印象変わるのかな。

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