ふむ……。爆発漫画6巻感想。本巻については、だいたいどのカップルもなにかしらの進展があったような気がする。
元々角砂糖の塊を口ん中にぶっ込むような漫画だが、さすがに胸焼けしてきたかも。いろんなカップルいるから、多分作品内でも好き嫌い別れるだろう。ただ傾向的に、しつこすぎるとキツイ気がする。なんというか、甘苦しい。あと読んだときの俺の体調による影響笑
以下感想。
砂川・戸田の無表情カップル好きだ
ツッコミ不在の無表情カップル、砂川・戸田が好きだなぁ。ここまでで一番のお気に入りカップルかも。砂川の心の中がいい↓。
砂川(今日の戸田… まるで彼女みたいだ)
毎日お前の彼女だよ!笑
いつもはどう思っているんだ砂川。まーね、砂川はけっこうキスとかしたいと思っているけれど、だいぶ拒否られているもんね。見方によってはちょっと悲しい心中モノローグだけれど、悲壮感はないんだよな、このカップル。こいつらはこんなもんだろうって感じ。我が道を行くというか。
別にそんな通じ合っているってわけでもないし、理解し合っているわけでもない。情熱があるわけでもない。好きの度合いでいったら、ひょっとすると本作の中では低い位置づけにあるかもしない。でも、互いのちょっとした所作から、なんとなく「いいな」っていうのを人知れず感じ取り、特に共感も求めず、一人でちょっとだけ喜びを感じているところとかが、いいなぁ、と。目をあわせないでぼそっとつぶやきながら、背景のトーンでデレを語るあれだ↓。
4巻だけどさ。俺こういうの弱いわ。
なんだかんだいいながら割といつも一緒にいるところとかね。なんだ、お前らけっこう、いや相当好きやんか、ってよく見ていると思う、スルメ的な味わいのあるカップルだ。
こんな二人であることを考えると、今回の水族館デートは渾身のサービス回やね。戸田の笑顔をひたすら求める砂川はまず自分から笑うべきだと気づかないと。と思ったら、最後戸田との自撮りツーショットで変な顔を作ってて笑う。そしてその影でこっそりと、戸田の微かな笑顔が……。
いつか、二人自然に笑った顔が見られるだろうよ。この二人は本当にいいな。似たもの夫婦。
さすがにキツイとも感じたこともある
読み直すときはそうでもないんだが、初読時にはけっこう「うーん」と思いながら読んだ話も多い。鈍感系、波乱系、甘々系は、しつこすぎると元が元だけにさすがにちょっとキツイなと思う。
一方で、今回ようやく付き合った古屋・皆川は良かったし、海回は正直ちょっとアレなんだがようやく前進した菅原・高野もけっこう好きだった。またお気に入りカップルが砂川・戸田であることから、甘々の中でもあまり甘苦しくない(自分で書いてなんだが、甘苦しいってなんだ…でもそうとしか表現できない)くらいの塩梅が俺にはちょうどよいのだろう。あと、変な話だが体調にもよる。ちょっと酒入れて、ほろ酔いぐらいの時に読むといいのかもしんないな。酒の肴にラブコメ……。