『尾守つみきと奇日常。』17-38話(3巻分+α)感想:デリケートだけれど全体的にはラブラブしてるよ

前回記事は1-2巻が区切りだったので、だいたい3-4巻分くらい読んだら記事にしようと思っていた。

実際にはなんだか中途半端な話数になってしまったのは、記事を着ていたら4巻分と思われるところをちょっとオーバーしたというだけで、別に他意があるわけではない。

色々な幻人がフォーカスされていくからか、全体を通して見るとつみきと友孝以外のキャラは出番が少しずつ。しかしそれを差っ引いても第一話から出たイケメンヴァンパイアの彼の出番がめっきり減ってしまったように見えるのは、やはり需要と供給なんだろうか。やはりつみきのファーストブラッドを奪ったのは許されなかったか……。新キャラの幻人もだいたい女子だし。なんなら友孝ちょっとモテ始めている。

話自体は割とデリケートなものが多いかなと思う。以下17-38話感想。

目次

ラブコメやってます

友孝とつみきを中心にしながら、色々な幻人の悩みを解決していくお使いクエスト形式。

一時は距離が置かれた模様。まぁこれはつみきと友孝はグループが違う……いや誤魔化しても仕方ないか、有り体にいえばスクールカーストが異なるようなので、まぁこれは主に友孝が一方的に引け目を感じていたようだ。が、つみきパワーで再びくっつき、それからはさすがの友孝もつみきと一緒にいたい自分に対して素直になったように見える。グルーミングはあれはもう実質告白では?

元々つみきはストレートなので、友孝が意識すれば二人の間に障害はなく、自然と仲は深まっていき、ハイライトはやはり3巻終わりくらいの夏祭りだろうね。まぁ夏祭りは本作きってのラブコメ回でございます。夏祭りになったら当然みんなとはぐれて二人きり花火だよなぁ?羨ましい青春だ。

ただどっちかっていうとつみきがヒーローやってるのちょっと笑う。友孝くんヒロインなんだよなぁ。空飛ぶ(?)つみきさんから感じるネコバス感。

友孝くんモテ期

本作は友孝とつみきだけがレギュラーで、後は毎回フィーチャーされるお人が違う構成の模様。最初の頃出張っていたイケメンヴァンパイアくんは準レギュラーくらいになるかと思ったけど、全然存在感ないなぁ。やはりファーストブラッドを奪ったのは許されなかった……。

まぁ実際本作はラブコメなので、つみきとの関係を考えると男子キャラは難しいのかもしれない。と思ってしまうほど、新キャラはだいたい女子だった。それで友孝ともそれなりにいい感じになるのだけれど、ラブコメるほどではなく、やはりつみきさん絶対ヒロイン……なんて思っていたら、明確に友孝を意識するサキュバス娘が現れた。

おー、これは……まぁ……約束された敗北の噛ませやろうなぁ……。まぁ実際、悲しいことにほとんど友孝に相手にされていない。だがそれがいいらしい……まぁモテモテの自分に振り向かないなんて逆に好きになっちゃうは割と古来より続くフレームワークではある。

ってかまぁあれよな、つみきさんの嫉妬煽り隊。既につみきに胸の大きさを意識させるなどの成果を出しており、部隊長クラスの戦闘力はありそうである。つみきさんはあれだから……見返り美人タイプだから……。

思い出すこと

もう少し思ったことがあるような気がするんだがなぁと思いつつ、アプリで読んでいる都合上、毎日少しずつ話を読み進めているため、記事を書くのに難しさを感じている。くも娘の話などは読んだすぐ後ならば何か書くこともあるが、時間がたってしまうとなぁ……。感想とはナマモノだと改めて思った。

特に本作は全体としては連続性があるけれど、一話から数話を塊にして積み上げていくスタイルで各話の独立性が高く、思い出すのがややしんどい。独立性が高いと感じられるのは、毎回フォーカスされる人以外がやや目立たないからだろうか。また、夏祭りはともかくほとんどの話は単体だと薄味というのもあって、できればまとめて1-2巻くらい読みたい感じがする。

メモを残せばよいかもしれないが、毎話毎話それは手間だししんどい。また、そのメモを頼りに全体をまとめあげていくというのも妙な感じがするし、難しいなぁ。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 本作の「幻人」は、昨今の色んな特性とか生きづらさのメタファーなんでしょうけど、そんなことどうでも良くなる位つみきさんかわヨ。浴衣も色っぽいっす。

    • 浴衣似合ってましたね。獣人なのにうなじを魅せる謎美人。
      話自体は一週間フレンズ。的なめんどくさい系思春期話が多い感じではあります。
      もっと肩の力抜いていいのにと思うのは僕がもうオッサンだからでしょうか。

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