『翼があっても飛べないわたしは、ゲーム部に入ることにした』1-30話感想:カプ厨的ラブコメ風ギャグ漫画

翼があっても飛べないわたしは、ゲーム部に入ることにした - GANMA!(ガンマ)

作・まことじ。GANMAで毎週日曜日に連載中。有翼人の鳥木美空と、魔法使いな男子高校生・赤坂魔兎のボーイ・ミーツ・ガールなラブコメ…に見せかけた、美空の友人・佐々木陽子の恋愛脳っぷりを笑う漫画↓

まことじ, 翼があっても飛べないわたしは、ゲーム部に入ることにした

これは…熱い!魔兎と美空が泊まり込みでゲームすることになり、当のヒロイン(左)を置いてけぼりにして誰よりも盛り上がっているヒロインの友人(右)素敵です。最近はこの漫画を少しずつ読み進めるのが俺の楽しみ。以下1話から30話までの感想。

目次

恋愛脳

例によってブログの表題泣かせなタイトルクソ長い系だけれど、ラノベというよりエッセイっぽいタイトルだ。社会派なのとか闘病系とか、こんなイメージだわ。この微妙に外した感じが、Web漫画感あってええやん。

この漫画は、翼があるのに飛べない鳥木美空が、魔法使いの同級生・魔兎に教えを乞う代わりに、魔兎の作ったゲーム部に入部して、共に協力する……というなんともよくわからん世界観のボーイ・ミーツ・ガール的ラブコメで、魔兎と美空の二人が主軸……なのだが、この二人がどうこうというより、美空の友人・佐々木陽子の恋愛脳っぷりが面白くて仕方ない。

誰よりもテンション高いのが、当のラブコメしているお二人ではなくて(むしろ二人はテンション低め)、その周りでちょろちょろしているヒロインの友人っていうね。ヒロインの恋路を応援するタイプのサブキャラはラブコメ界には多かれど、ここまで空回りかつ余計なお世話で突き抜けているのはそうそういない。

浮いた話の無かった友人・美空が突如男子と接近したことで、これは恋に違いないと決めてかかり、二人の仲を(勝手に)応援するためゲーム部に入部。その後、そういうアレではないと誤解が解けても、いやでもやっぱりそういう感じあるんじゃない?的にめげずに何かと二人をくっつけようと奮闘する様がもう面白くて面白くて……。

美空と魔兎が二人でお出かけする情報を嗅ぎつけた日には歓喜↓

まことじ, 翼があっても飛べないわたしは、ゲーム部に入ることにした

目の輝きすっごい。ってかこんな目した奴、昨今の漫画で久々に見た気がするわ。

もちろんテンション爆上がりで即出歯亀決行。そしてバレて怒られるが…↓。

まことじ, 翼があっても飛べないわたしは、ゲーム部に入ることにした

美空「もう尾行なんて二度としないでよ」

陽子「二度目があるご予定で!?」

思わず笑った。まったく懲りず、めげず、図々しく、都合のいいところだけ目ざとく拾って大騒ぎ、まさしくカプ厨の鏡やで。陽子にかかれば、書類にサインするだけでそれはもう結婚の前触れ↓。

まことじ, 翼があっても飛べないわたしは、ゲーム部に入ることにした

「あの二人 婚姻届を一緒に書いてるカップルに見えない?」

もうコイツ最高 笑。

この発想の飛躍が、リアルなカプ厨っぽくてもうね。まぁカプ厨たるもの、これくらいの妄想力がないとな。

そしてさらっといなす中井くん。常に陽子の妄想を聞かされて、だいぶ扱いに慣れた模様。一応中井くんとはそれっぽい関係になるような感じしなくもないのだがね。まぁカプ厨は自分の恋には無頓着だからね。仕方ないね。

そうしてついに、友人をカップリング表記しだす始末である↓。

まことじ, 翼があっても飛べないわたしは、ゲーム部に入ることにした

「やっやはり先生も魔×美が一番いいと…!」

友人の関係を略記するなや 笑。
うーん末期。現実でこれやられたら滅茶苦茶うざいやろなぁ。

でもいいんだ、漫画だから。漫画のラブコメ浪漫が尊く美しいように、恋愛脳も漫画内においてはカプ厨として楽しめるものなんだ。

……まぁGANMAのコメント欄見ていると、一部読者からはそこそこウザがられているようだが 笑。そんなとこも含めて妙にリアルで笑える、ラブコメラヴァーズ向けギャグ漫画だと思うわ。

まことじ, 翼があっても飛べないわたしは、ゲーム部に入ることにした

ボボボ ボボボ

↑これを火の魔法と言い張るあたりに、増田こうすけ的な思い切りの良さを感じるし、ギャグ漫画という認識は間違えていないだろう。

公式カプ厨キャラといえばとなりの関くんの後藤さんなんかがすぐに思い浮かぶけれど、あの人は1巻に1話くらいの割合だけれど、この漫画の場合は、主人公たちを食う勢いで、毎回毎回誰よりも目立つんだからたまらないものがあるね。

ということで、最近は毎日この漫画をちょこちょこと読み進めるのが楽しみなのである。現在50話ちょっとなので、もう半分以上読んだことになり、ちょっと寂しい。

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次