『友達♂がスカートはいてみたいって言ってきた件』感想:男の娘それは人類滅亡のカウントダウン

寺井赤音, 友達♂がスカートはいてみたいって言ってきた件, 2020

pixivで読んでいたが(Twitter更新らしい)、Kindle Unlimitedにあるのを見かけて即ポチ。毎晩読んでる

同著者のあまちん(感想記事『あまちんは自称♂』1巻感想:人はいつから美少女系男子に襲われたい願望が芽生えるのか – 少年は少女に出会う)もよかったが、こちらはより俺の好みに近いし尊さがヤバい(邪道ということだが……)。

全35ページの短い一冊だが普通に金払うから単行本並のボリュームで頼む。以下感想。

君のせいで…俺は…俺は普通だったのに…君のせいで今たいへんなんだから…

なんとかしてくれよ。

進撃の巨人の名場面が頭の中でグルグルして俺は堕ちたオッサンになる。

こんな友達いたらもうまともな恋できねぇよ。男の娘が毎度女装するだけの漫画なのだが、相方の猫目とのなにげないやりとりの尊さで目が眩む。

特にお気に入りはセーラー服回だ。最初のビデオ電話で頬杖ついてぷにってなってる様子だけで既に俺は昇天したし、人前に出るのが恥ずかしくなって怖じ気づくも、「イチャついてるカップル」になって勇気百倍でもうダメだった。「猫目のヘンタイー!!」って喜んでる男の娘が可愛すぎて吐きそう。ダメだ。俺はもうダメだ。

ハイヒール回の「踏まれたいん?」「あっそれはアリやな!!」「アリなん!!?ヘンタイ!!」のやりとりもよかったしちょっと引きつつも喜んで対応する男の娘とナチュラルにアリやな!!になってる猫目いい……。

見ているとわかるが、二人の物理的距離感は案外広くて、普段過度にベタついたりはしない。これは男同士の距離感である。それだけにセーラー服回のイチャつきはたまらんもんがあった……。

あくまで友達同士の距離感で完全アウトなラインに、無自覚に踏み込んでいる二人…いい……。

シンドラーの男の娘

本作は基本的にモノクロなのだが、男の娘の目と頬の赤みだけ色付けされている(背景トーンを除く)。これはフルカラーよりも目を引く表現だ。なるほど、このデジタル時代において、印刷の都合はもはやなく、白黒もカラーも表現の一つなわけだが、この目だけ色付けというのは強烈な印象を読者に残す良い手法だと思った。彼の特別性が一発で分かる。

スカートはきたくなっているくらいだから、完璧に自覚しているわけではなかろうが、彼の性自認は女性に近いのだろうな。しかし普段はあくまで男として、特別に親しい猫目にだけ、女性の姿をした自身を見せ、からかいつつもその反応に彼もまた頬を赤らめときめく様が実に良い。

繰り返し読んでる。毎晩読んでる。俺はもうダメだ。

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