光永康則, 時間停止勇者 10, 2022
光永康則作品を読むと「漫画読んだなぁ」という満足感がある。本作の見た感じはB級エロ漫画なのにその内容は面白いの一言に尽きる。時間停止はチート能力の代表選手だが、自分でやれることしかやれない。いくら時間があっても、自分の力には限界がある。つまり他人の協力が必要にして不可欠。本当に動かさなくてはいけないのは、時間ではなく人の心。
まぁでもチートには違いない。以下9-10巻感想。フューリィかわいい。
時間(物理)でマンネリ打破
面白かった。ちょっと前の感想記事読むとマンネリ感を感じてそうだったんだが、久しぶりに読んだら楽しかったな。まぁ、話が動いたっていうこともあるけれど、それ以上にひさしぶりに読んだからちょうど良い感じで話を忘れていたのかも。実際前の記事読んだのって4年前だからねぇ。
話のノリは大して変わっていないと思うので、どっちかっていうと俺のほうが変わったんかね。少し心に余裕があるのかもしれない。
政治は他人の力をいかに使うかなので
ただまぁ、前回マンネリを感じた気持ち自体はわかったりもする。というのも、今のなんとか島を救うやつは、ほとんど政治の話だからだ。セカイの能力である時間停止は確かにチートなのだが、時間停止はどこまでも自分ができることしかできないという特徴がある。したがって、他人の力を頼らないといけない時、時間停止では直接的に解決できない。そしてその代表が政治である。
なのでまぁ、どうしてもセカイの働きが地味になってしまうため、漫画としても動きの少ない展開が続き、マンネリズムを感じてしまったのかなぁ、とも思う。で、9-10巻はいよいよ事態が進展し始めたので、面白く感じられた、というのはあるかもしれない。
セクシー以外にもサポートして
セカイは全体的に非常によくやっている。こんだけ働いているのだから、パンツくらい見せてやってくれと思う。まぁもうちょっと色々見てるし触ってもいるけど、もっとすげーことできるし、正直しても許されるのではないかという働いている。この世界がエロ同人ゲームの世界なら確実にやってる。いや最初のほうでゴブリンに女性が犯されていたので、実際18禁ゲームかもしれない。……と思ったが、最近のゲームってそれくらいダーティな表現するのかなぁ。
まぁでも正直、パンツ見せたりおっぱい揉ませたりするくらいしか働きのない仲間たちはもうちょっとやってやれよという気がする。フューリィは素の能力が高いから、セカイの助けになっているのはそうなんだが、どうも積極性がない。最初期からいる、もはや名前も出てこない盗賊娘とか「セカイサイテーだね」ってツッコミ入れる意外なんもない。そりゃシリアスシーンにもおっぱい揉まれる。
このシーンのフューリィは良かった。時間停止もので、時間停止には介入できないけど、停止中にいたずらされたことだけは気づける能力とか、とてもエロい。
まぁでも実際のところ、セカイのストレスはかなりキツいと思うんだよなぁ。最後、セカイがぶっ倒れたときにフューリィが涙目で取り乱しているのを見て、「お前そこまで想っていたならもうちょっと積極的にサポートしてやってくれ」とおもわないでもなかった。
なんかみんな、セカイにとっての駒になっていて、自律的にセカイを助けようとする気持ちが足りないように思う。フューリィにはもっと積極的に動いてほしいなぁと思いつつ、また続きも読んでいきたい。
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