光永康則の作品を読むのは久しぶりなんだが、さすがですわ。1巻無料だったからポチったんだけれど、あんまり面白かったので、読み終わったらそのまま5巻まで買ってそのまま読んでしまったのだわ。すげーすわ。最新の5巻、715円もしやがって……。
異世界ものなんだが、そこで得た能力が「時間停止」。時間停止はエロ漫画やAVの定番シチュエーションなわけだが、これを一般漫画で別にさしたるエロ要素もなく持ってくるのは本当にさすがです先生。B級の天才。
B級の天才といえば、岡本倫もパラレルパラダイスで異世界ものやらかしてエロシチュだけど、あっちは女性を発情させる能力ともっと直接的。いずれにせよ性癖出ているなぁ。
いつもながらラブコメ度は薄いがないわけでもない感じ。以下1巻感想。
さすがです先生
光永康則は本当に天才だなぁ。天才。B級の天才。褒めているのかなんだかわかんないけれども最上級の賛辞のつもりです本当に。俺が今勝手に唱える三大B級ラブコメ作家、岡本倫、えすのサカエ、そして光永康則。いや光永康則はラブコメかと言われると微妙だが。怪物王女はよかったんだけども。他作でも感じるものはあるんだけどなぁ。
今回も。そうね。感じるものはある。でも、どうなんだろね。ラブコメ的には特に進展が見たいとは思わないのであった。
さすがストーリーテラー
話はね、やっぱりもう本当に面白い。時間停止して女の子のパンツ見たりおっぱいもんだりしながら異世界お使いクエストという、内容はないようなのに、なんで先を読ませるんだろう。一つひとつの話もしっかり面白いし下ネタからはフェチが滲み出ている。良い。
なにしろ時間停止してやることがスカートや上着の上げ下げ😂「バサバサするぞ!」好き。あとはせいぜいおさわり程度。相変わらず淡白な絵柄とノリでエロ向きとは思えないのに、シチュエーションがやけにエロく感じさせる。あと主人公が楽しそうなのがやっぱり重要だと思う。そこに共感を覚える。
能力と制約のバランス
楽しそうと言いつつ、時間切れになったらどうなるかわかったものではないので、必死でもある。時間停止 + 時間切れって面白いよな。時間止め放題だから無敵と思わせるけれど、いくら時間があってもできることできないことがあるわけで。なにより、成功のためにはどうしても時間を動かさないといけない。その瞬間は決死の瞬間。これはバイオハザードで「絶対ゾンビが出るってわかってるけど多分絶対とおらないといけない通路」を渡る時みたいな感覚じゃないか(たとえが古くてわかりづらい)。
チート能力と制約のバランスが絶妙で本当に素晴らしい。続きが楽しみだ。
コメント
コメント一覧 (4件)
怪物王女の関連記事から知り、3巻まで無料だったのでちょっと読んでみました。
光永氏の作品の特徴として、良い意味で淡々とした雰囲気がありますが、所謂なろう風異世界モノの本作と中々相性が良い。
息をするように女性を全裸にする割りに、そこまでエロスを感じないのと、恋愛描写がほどほどで安直なハーレムに今のところなっていないのも好印象でした。
ほんと淡々としてますよね。でも純粋に話が面白い。逆にノベライズしても面白いだろうと思えます。
セカイはエロいことする割にエロスに淡白な印象です。
フューリィとはなんだかんだでいい感じですしラブコメ色もまぁまぁあるかなと。
自分も11巻から読めてないのですが、、、
時間停止能力って大体どの作品でも最強みたいな扱いが多いですけど、この作品は程よく苦労を描いてあって面白いですよね。展開が速いのでスラスラ読めますし。
ですね。流行にのっているようで老舗のレシピは一味違うぜ、みたいな感があります。