『田中くんはいつもけだるげ』13巻(最終巻)感想:野郎に野郎がニヤつける奇跡の漫画だった

ウダノゾミ, 田中くんはいつもけだるげ 13, 2019

田中くんはいつもけだるげ最終巻。……え???さ、最終巻て……えー、うわー、マジすかー、マジで、あー、うあー……全然終わると思ってなかったからショックなんですけど……。

いや、この漫画いつも変わらぬノリで俺の心を癒やしてくれる漫画だったから……。この漫画の何がすごいって、野郎同士のやりとりを野郎がニヤニヤして見られる奇跡の漫画だったところだよ。いや決して変な意味ではなく。実際ラブコメ的には断然田中と白石さんだったわけだしそこも超楽しみだったし。

あー、ここで終わりかー、マジすかー、あー……。以下13巻こと最終巻の感想……。

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まさかの最終巻

いやー……まさかのね。最終巻てね……最近dアニメにようやく田中くんのアニメも来て「久々にちょっとハマろうかな」とか思ってた矢先にこれよ。作者さんお疲れ様でした……と言いたいところだけれどつらいわー。一時閉店じゃないのですか店長。悲しい。

だって、この漫画めちゃくちゃ癒やされるんだよ。特に何が印象的とかそういう話があるわけでもなく、純粋に野郎の日常話ばっかなのにオッサンの俺がニヤニヤできるんだからすげー漫画だと思うんだけど。

稀有な作品だった

思えば本作との出会いはガンガンオンラインの作品集みたいなやつだった。電子書籍で、いくつかの作品をパックにして無料で試し読みさせてくれるやつ。で、この作品はなんと田中兄妹の回を抜き出してきたという狙い澄ましっぷり。

「なにこれ兄妹もの?めっちゃいい」と見事に一本釣りされた俺。読んでみたら全然そんなんじゃなかった。でも面白かったからそのままズルズルと引き込まれた俺。ガンガンオンラインの編集部は本当に優秀だと思う(ってかマジで俺と同年代が引っ張ってるとしか思えない感性なんだが……)。公式アンソロジー系のまとめ方もバランスがいいし。

実際ガンガンオンラインにはラブコメ好き的にも嬉しい良い漫画が多いんだけれど、その中でもこの漫画は異色だったな。野郎の日常がメインであるにも関わらず、男の俺が読んでも面白かったものなぁ。しかも大袈裟なギャグでもなく、キレイめの耽美入ったイケメンを中心にした静かな日常系だし。これで男が楽しめるってすごくね。こういうの、男には描けない類の作品だと思うんだが、男だからこそ楽しめる面もあったなと思う。不思議な感じ。

まー、メインこそ田中と太田だけれど、全体的には女子キャラのほうがちょっと多かったし、バランス取れていたよな。ラブコメ話も多かったしニヤニヤできた。読者層の男女比率がどうだったのかちょっと気になる。割と理想的な比率だったんじゃなかろうか。

ラブコメの進展

ラブコメとしては、田中と白石さんが少しだけ進展した感じ。ってかもう「ずっとそばにいる」とか実質プロポーズみたいなこと言い合っているし、一番楽しい距離感なんじゃないのかひょっとして。青春眩しい

この二人告白とかしないままくっつきそうだけどどうなんだろう。それとも白石さんが一大決心して言う感じだろうか。そこをあえて田中からいってほしいところだ。

田中梨乃とみゃーの弟の話があったのに、太田とえっちゃんの話が最終巻でなかったのは残念だ。まぁ漫画の幼馴染カップルにありがちな既に閾値振り切ってるんだけれどお互いそれが当然だから気づいてない系なので、進展=ゴールみたいなところがあるから難しかったのかもしれない。

とはいえ作品的に一番進めるのが難しいのはみゃーの弟と莉乃だったろうなーとも思う。莉乃がブラコンキャラなだけに。ってか莉乃のブラコンキャラは田中と白石さんの仲を進めづらい要因にもなっていたかもしれない。緩い近親系は、兄弟のどっちかに正式に好きな人できちゃうと魅力半減しちゃうからね……なまじっか、田中兄妹の関係が作品の中でも魅力的な関係だっただけに。まぁ俺もそれで一本釣りされたくらいだし。

すると、これくらいの未来を暗示させた終わり方くらいが、ちょうどよいのかもしれないな……いやいやでもでも。やっぱりもっと続いてほしかったよねぇ……。

なんとなくの未来

もう田中のけだるさを味わえないのか……。最後いい感じで締めくくってはいたけれど、本質的にはあんまり成長しなかったな田中……まぁそういう漫画でもないし。田中の劇的な成長とか誰も望んでないしね。でもその先にある未来を感じさせるんだから、やっぱり良い漫画だったな。

ちゃんと店主できていたしね 笑。色々な人に助けられながら。でもそれでできるならいいじゃん。最終巻は田中なりの未来を感じさせる話が多かったな。意識してたのかしら。まぁコイツちゃんと働けるのか?って太田じゃないけど心配になるよね実際 笑。

あ、でも田中、意外にもクラウドの概念を理解してたし、やっぱプログラマーとか向いてんじゃない。もしくはWebデザイナーとか。あとお家でもできる仕事っていうとライターなんか思い浮かぶけど、あれは案外取材とかで足も使うからなぁ……。創作系なら漫画家とか小説家とかあるけど、作中で本を読んでいる描写もあんまりなかったから、やっぱり実務系だよなぁ。そうすると、リモートワークの代表格と言えばやはりプログラマーとWebデザイナーだろう。あとは翻訳……いや英語の課題出せずに居残りくらってたな……。……いっそこう、なんの型にもハマらない、ただそこにいるだけでいいような、そういう貢献の仕方はないものだろうか。働くっていったらなんか大仰だけれど、誰かの役に立つっていうことなら、田中は十分……いやしかしお金はなぁ……。

って、なぜ俺は田中の将来を考えているのか。最終巻だからか。繰り返しだけれど悲しいわほんとに。略称が「たなけだ」なの今さら知ったわほんとに。最終巻のあとがきで略称知るパターンは多いわほんとに。ほんとに。ほんとに……。ま、とりあえずね……ファンブックはポチったんでね……まだもうちょっとだけ終わらんのだよ……!

はー……。お疲れ様でした……良い作品を有り難う。。

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2 thoughts on “『田中くんはいつもけだるげ』13巻(最終巻)感想:野郎に野郎がニヤつける奇跡の漫画だった

  1. アルアル

    初投稿になります〜
    突然の最終回発表の時はツイッター界隈などで
    阿鼻叫喚や現実逃避する人達が凄かったですよ…

    因みにファンブックはスクエニのガイドブック系では
    初の電子書籍配信もされてるみたいですのでチェックされてはいかがでしょうか〜

    ウダ先生のロングインタビューはたなけだ最終回に対する葛藤を語ってますし
    そしてボーナスエピソード(書き下ろし漫画)は必見です

    返信
    1. 管理人

      はじめましてー。
      あー、やっぱり突然きたんですねー……僕はAmazonで新刊買おうと思ったら、タイトル末尾に(完)ってあって「!!!??」となりました。。

      ファンブックは13.5巻のやつですよね?MEMORIAL TANAKABOOK……w
      これ初電子書籍だったんですね。そういえば野崎くんとか一週間フレンズ。もファンブックは紙しかなかった。コレクターズアイテムだからってことなのかなぁ。僕は基本電子なので有り難いです。
      ポチりました。書き下ろし楽しみ。

      返信

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