『魂魂ハラスメント』JKだったら下品でも死んでても許される…の?

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長岡太一, 魂魂ハラスメント, 第1巻

↑これ先生からはどういう風に見えるんだろ?性欲の強すぎるJK幽霊と高校教師がひとつ屋根の下で周囲に迷惑かけつつ大騒ぎ。JKなら死んでてもビッチでも許される。

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基本情報

魂魂ハラスメント|WEBコミック ぜにょん

2016年2月17日現在、第2巻まで。Webでいくつか話が読める。作者は長岡太一。しかし第3巻は出るのか?第1巻で最終話と銘打っておきながら普通に第2巻に入り特に何も説明がないのは、大人の事情なのかギャグなのかわかりづらい…。バカエロというよりは下ネタ中心。けっこう人を選ぶかな。

だいたいこんな感じ

主人公の高校教師宮本晴昭が、処女のまま死んだのが未練過ぎて幽霊になったJK南由奈のいる曰くつきアパートに住んでてんやわんやって話。JKは幽霊が見える主人公に今すぐセックスだ!JKとセックスなんて嬉しすぎるでしょ!と迫るが、主人公は変に真面目な高校教師でそれを頑なに拒否。女のほうからやらせろ!と迫り男が嫌だ!かそもそも見えるけど触れねぇ!という倒錯的な状況とすれ違いをベースにしたちょいエロギャグ漫画。あと幽霊だから↓のようになんかありえない構図になってそれがけっこう面白い。

長岡太一, 魂魂ハラスメント, 第1巻
長岡太一, 魂魂ハラスメント, 第1巻

ギャグ漫画なんだけど、バカエロというよりは下品ギャグやね。エロいのもそこそこなんだけど、それよりも直接的な下ネタワードをポンポン躊躇いなく連呼して、「おおぅそれやっちゃう?」みたいな絵面で読み手を圧倒するタイプ。↓こんな感じ。

長岡太一, 魂魂ハラスメント, 第1巻
長岡太一, 魂魂ハラスメント, 第1巻

エロいかって言われるとうーんって感じよな。ただとりあえず下品である。もちろん俺的にはこれくらいは何の問題もない。下ネタ最高。下ネタバンザイ。下ネタどんと来い。

ただ、ギャグのバランスの難しさを考えさせられることもまま。シュールとか不条理とかでなく、単純に納得がいかない、笑えない、と感じることが多い。常にそんなわけでもなく、面白いときはけっこうほんとに面白い。いやほんと、紙一重だと思うんよ。主観とかそういう問題じゃなくて。うーん惜しいような。

ギャグとは別に、ラブコメとして見ると、意外なことにけっこうおいしいところがある。ヒロインの由奈が「やれれば誰でもいい!」という感じからスタートするので、かなり魅力に乏しい状態かつ、宮本もひたすら由奈を拒絶するばかりなので、ラブコメとしちゃ微妙かなー、と思いながら読み進めていた。のだけれど、なんだかんだと仲良くなり、定番デート回なんかだと、素直にデートを楽しむ由奈に宮本も思う所あったのか、由奈のために(傍目から見れば)一人プリクラを敢行し、また笑顔でランジェリーを買うその姿には漢を感じた。また、由奈は由奈で、宮本にするセックスする気がないことを実は理解していて、でも宮本以外とはもうセックスする気がないんだな、ということがわかる描写も終わり(3巻があれば終わりではないが)にはあって、割と最悪スタートでかつ普段の生活がアレなだけに、二人の関係の変化はなかなかええもんでした。

総評

ギャグは惜しい感じもするけど、ラブコメ分はなにげにいいと思うですよ先生。先生下品な女子高生は好きですか?

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