作・山本崇一朗。2014年1巻、2017年5巻。
いつもどおり高木さんと西方がイチャイチャしているだけなんだが、時間を感じさせる話があったり、またついに西方が一矢を報いたり(?)など、変化球もあり、二人の関係の進展を感じさせる。もっと時間が止まったような物語だと思っていたので、ちょっと意外だった。
それにしても高木さんの西方をニヤついて見る目はたまらんもんがあるね。以下5巻感想。
高木さんの目が
高木さんが西方を見る目がいい↓。

ニヤついているから頬が持ち上がって目尻も緩む。西方も別に真面目に答えなくていいんだけど、ここで大真面目に答えようとするからこそ、高木さんとこういう関係になったんだろう。
クリティカル成功
と今回も終始高木さんにからかわれ続けている西方であったが、なんと今回、ついに反撃に成功する↓。

思わぬ西方のデレに、キョトンとする高木さんというレアな情景が見られる。もっとも、慌てて取り繕う西方に対し、すぐまた形成を逆転するのであるが、しかし天然とはいえ西方の唐突なこの好意の表現に、ドキリとさせられたのは確かであるらしい。
これ5巻まで来て初めて。この漫画、西方と高木さんのやりとりだけでほぼ100%なのに、5巻の終わりまで、本当に西方が高木さんにからかわれ続けるだけだったということで、改めて本当にすごい漫画だなぁと思う。
最初の話の狙いは?
遅々としてではあるけれど、二人の関係に若干の進展があったと言ってよいと思う。特に、最初の明確に未来を感じさせる、大人ネタ、これは正直意外だった。というのも、この漫画は在りし日の美しい瞬間を切り取って標本にしたような作品だと思っていたから。けれど、ふだつきのキョーコちゃんでもきちんと結論を出していたし、理想世界の無限ループみたいな作風に反して、しっかりと終わりを描くタイプなのかもしれない。とすると、この作品もキョーコちゃんよろしく、最後はきちんとその関係の行方を結論づけられるのか。キョーコちゃんと禁忌の関係ではないし、順当な未来が待っていると思うが。
話はワンパターンなはずなのに飽きさせない。むしろ続きが気になる。地味に関係も変化している。6巻もすごい気になる。
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