藤近小梅, 好きな子がめがねを忘れた 1, 2018
タイトルまんまの、全国のメガネスキーを嘆かせるシチュエーションラブコメ。あるいはハイレベルなメガネスキーの属性なのかもしれない。
男女思春期にして席を同じくする、となりの関くんフォーマットだが高木さん系に近いか。ってか正直、要素分解すると特に目新しいものはない。
多少個性的なのが、表題にもある「めがねを忘れた」というシチュエーションで、「これで話続けるのキツくない?」と思ったのだが、現在4巻まで出ており、ちゃんと続いているみたいなので驚き。
以下4巻感想。
めがねを外した時のエネルギー
隣の席の思春期の男女カップル未満いちゃラブ系。なんだけれど、どちらかというと在りしの日のなかった青春を思い出したい系で、思春期男女の甘酸っぱい感じといいどっちかってーと高木さんに近いか。いやまぁ正直、色々なもん取り入れてきたな感はある。
大まかな概要は、隣の席の好きな子が、めがね外すと人相変わるけどそれはそれでいい、むしろそのほうがいい、目つき悪い可愛い、というニッチな浪漫。そんでめがね外すと当然よく見えないので、よく見ようとして顔がこうぐいっと近い近い近いわーっ!っていうハッピーな漫画。つまりこう。
青春爆発しろ。
睨めつけるように目を細めるのも、男の子・小村くん的には大きなポイントらしく、なんか若いのに業の深い性癖持ってんなと思う。まぁ小村くんは昔女の子・三重さんと会っていて、その時に性癖植え付けられたのかもしれない。しかし昔実は会ってましたパターンをここ10年くらいよく見る気がする。
在りし日のトキメキ(死にたい)よ
基本的には、わざとかというくらいめがねを忘れる三重さんの一挙一動に小村くんがドキドキしながら介護するフォーマット。
小村くんは三重さんのことが好きだが、美少女がデフォルトの二次元ラブコメ界において、特別可愛いかと言われるとどうだろう。一応、2話では膝立てて座っているところを真正面から描いて太ももアピールとかあざといことしていたけれど、セックスアピールはそれくらいで、後はそんなに。↓このシーンとか。
「何から何までめんぼくない」のセリフ好き。要介護。太もも。目つき悪。伏し目がち。もさもさヘアー。三重さん単体で見たときに魅力がわかりやすいシーンかなと思う。
ラブコメ界隈においてはちょいと地味かもしれないのだが、まぁでもこの手の漫画のヒロインはちょっと地味くらいがちょうどいい。みんなはどう思っているか知らないけれど、俺は好きなんだ、っていう生々しい感覚が求められるんだよ。一番大事なのは、男の子のトキメキ(死にたい)なんだよ。
なので、密かに好きな隣の席の三重さんと日々イチャイチャしながら少しずつ距離を縮めていって、毎日が楽しそうな小村くんの感じがいいね。三重さん、顔面を小村くんの机につっこんだりとちょっとヤバいくらいアクロバティックにイチャイチャしているけれど基本バレないとなりの関くんフィールド展開中。
平和にやさしい世界でイチャイチャしてくれるのは確かに嬉しいので、そのうちに続きもポチるかもしれない。……半額セールしてたら確実にポチるけどなー(ケチくさい)。
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