『シスプラス』1巻感想:妹キャラが異常に強かった時代あったね

勇人, シスプラス 1, 2013

ノリが古いな……と思ったら巻末見て2013年の作品だということを知りなるほど。一般向け漫画で体操着がブルマであることを許された最後の時代かもしれない。さすがに今はブルマにしちゃうとオッサン感がでちゃうしね……。

でも2013年だということを加味してもちょっと古さは否めない気もする。2013年の漫画ってどんなだったかな。あの頃は俺も別にそこまでラブコメラヴァーズってわけではなかったからなんともだが、ラブコメだと僕らはみんな河合荘あたり脂が乗っていた時期かな。

今読むと色々キツイが、昔の俺が当時読んでいたらさらっと読めた気もする。以下1巻感想。

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昔はみんな強かった

2013年といえば俺がまだ働き始めてペーペーだった頃で、別にラブコメが好きとかそんなこともなかった時期だ。なので本作のことも知らなかったわけだが、このタイトルはやっぱりラブプラス的なものを意識してのタイトルなんだろうか。

作者さんのはなまる幼稚園は当時も知っていた。あの作品はけっこう有名だったから。たしかちょっと読んでいた気もする。で、その時の印象を思うと、このサービスシーンの多さとノリはちょっと意外。でもアスモデウスがどうのみたいな漫画も後年描いているし、むしろこちらの作風が作者さんの本来に近かったりするのかもしれない。

しかしサービスシーンはともかく、全体的なノリが今読むとさすがにちょっとつらいところがある。特に主人公のお兄さんの変態性と暴力性はこれギャグで済ませていいものかと。「やりすぎだ」と感じてしまうのは、俺も良い子ちゃんになってしまったということなのか……。

いやだってね、最初のページが兄貴による妹の下着チェックから始まるんだよ。しかもそれが、なんか許容されていて、ええぇって感じ。あ、スカートめくりじゃないよ、タンスの中を妹がいない間にね……って、いやいや。まだスカートめくりのほうがマシかもしらん。しかもこの兄貴日記も見るからな。

いくら複雑な家庭の事情があってもそりゃ正当化できないでしょって思うし、実際当時も現実ではありえなかったろうが、でもギャグとしての描写は許されるくらいの許容度はあったんだなぁ。昔は妹キャラが強くてブラコン妹はラブコメによくいたものだけれど、それに合わせて超シスコンの兄貴も実はけっこういた。

まぁ、00年代の残り香だなぁ。時代の空気を感じる。随所に散りばめられた雑なパロディがニコニコ動画をなんとなく思い出させたり。

そういやニコニコ動画といえば、最近YouTubeで美味しんぼのアニメを見ているんだけれど、けっこう登場人物の挙動で「おいおい」みたいなことを思うことがあって、それはコメント欄でも相当突っ込まれるんだけれど、「当時はこの程度ギャグですませられていたんだよな」と思う。

うーん。俺たちは文化的になった、と言っていいんだろうか。単にどんどんひ弱になっていっているだけのような気もするなぁ。

懐かしい空気の匂い

ってわけでまぁ、00年代の残り香を感じる10年代前半の作品ということで、正直今のひ弱になった俺らが読むとしんどい面は正直あると思う。ラブコメとしても別に楽しくはなかった……。

まぁ兄妹ものって当たり前だけどガチ恋はタブーだから、ラブコメとしては難しくて、なんで妹モノがあんなに強かったんだろうと今振り返って思うね。そんな時代の空気を感じるには良いかもしれない。

あといちばん下の妹、姫苺のキャラはちょっと面白かったな。ブラコンとシスコンの両方を併発しているオッサンが乗り移ったようなロリっ子。他の子は今となってはテンプレ感否めないけど、この子は今でも面白いかも。

でもまぁうーん、そうね、2巻以降読みたいかと言われると、うーん、古本でポチるかも……。

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