『マンガで分かる心療内科』15巻感想:こがねちゃんブラコンよね

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相変わらずやね。そろそろ進展があってもいいと思うんやけどな。ひめるさんとかひめるさんとか。意地でもやらないのかな?

ラブコメ的には表紙の二人?あと変態おじいちゃんがけっこう純愛してたという。天国の質問、地獄の質問はたいへん勉強になりました。

以下感想。

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印象に残ったのはこがねとおじーちゃん

今回、印象に残ったのはこがねと変態おじいちゃんですな。

こがねちゃんは、表紙からして既にお兄さまといい感じやしな。前巻でキス魔になったお兄さまにドキドキしている様子といい、こがねちゃんなんだかんだいいながらブラコン。やはり作者が妹病患っている説。しかしヒモの妹略してヒモうとってのはなかなか挑発的なネタですなぁ。

個人的に、こがねのさりげない(?)ブラコンぶりはけっこうツボ。ダメな兄に対してきつく当たりながらも、なんだかんだで心配しているし、実際兄のことで何度も療先生を頼っているしね。官越三姉妹の父・祖父に対する当たりとは違い愛がある(あの親子もある意味愛があるといえばそうだが)。

そして変態おじいちゃんの意外と純情な過去。おじいちゃんハーレム作るとか言っておきながら案外純情派。なにげにおじいちゃんがこの漫画で一番目立っていると思う。

相変わらず勉強になる、が……

天国の質問、地獄の質問は普通に勉強になった。答えづらい質問してくるやつは、質問の形で相手を責めたいだけってそのとおりやわ。だから質問に答えてはいけない。話を逸らすとか、「質問の意図はなんですか」と逆に聞くとか、そういう応対が必要。つまりまともに話し合っても無駄ってことやな。

かつ、インターネット上で何故ヒートアップしがちなのかということに対する、心理学的な返答として「ミルグラムによる電気ショックの実験」。相手の姿が見えないほど、人は残酷になれるという実験。よくこんな実験思いついたな、そして実行にうつしたなとか思いつつ、非常に納得できる結果。インターネットで罵り合ってる人たちも、実際に顔見合わせたら「あ、どうも…」とか言いそう。

つまりネットの議論ほど無駄なことはないってことだが、それはある程度長くネットをやっている人間ならば誰しも感じていることだろう。でも、こうして理屈付けされると、なるほどなぁと思う。

あと、境界密度は低いほうがいい、とか。そうよなー、なんか面倒事があったとき、境界密度が高いと芋づる式に全部面倒臭くなっちゃうもんなぁ。つまり、SNSとブログは結び付けないほうがよい!

と、相変わらず勉強にはなるのだけれど、基本的に新展開がキャラを増やすことになっているせいか、今回官越三姉妹がほとんど印象に残っていない。特にひめるさんは療先生とちょっとロマンスを感じさせるネタも今まではちょくちょくやってくれていたのに……それがないと寂しい。あざとくなるからやりたくないのかしら。次巻はやってほしいなぁ。

そしていやしさん巻を追う毎に可愛くなっている気がする。最初とキャラ設定一番変わっているのは、あすなよりいやしさんじゃないだろうか。初登場時はおねえさんキャラだったのに……。

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