作・松本ナミル。2018年6巻。なんかオリジナルアニメのBD付き限定版もあるようだが、さすがに4,500円は手が出ない。アニメはそんなものかもしれないけれどさ……。
いつの間にやらこの漫画も6巻。表紙が彼女じゃなくて幼馴染の雫だけれど、相変わらず一番可愛い気がする。なんだったら彼女より彼女っぽい感じがするのはどうなんだろうか。本巻では微妙に敗北系幼馴染の切なさも感じさせつつ。
でも全体的には安定したラブコメ劇場。下ネタのギャグも好みのところあり、面白かった。以下6巻感想。
落ち着いてきた
ヒロイン増殖させまくった時はどうなることかと思ったけれど、なんだかんだちゃんと彼氏彼女していて落ち着いてきた感がある。カップル系の設定なのに展開がハーレム系とか割と死亡フラグなのでよかったよかった。性的に節操のないあのお二人も、主人公ヒロインに対しては一線引かれているようであるし(ってか性に積極的な同性愛キャラってほんとどうかと思う)、不安だなぁと思っていたところがだいぶ軽減された印象。
そのうえで、夏祭りのような王道的ラブコメ展開があると、やはりラブコメとして安定してきたなぁ、なんて思う。基本的にこういう彼氏彼女系のラブコメにはあまり突飛なものは求めていないものなので、下ネタのギャグでぶっ飛ぶのとは別に、ラブコメ自体は大事にしてほしいから、まぁ王道はなんだかんだウェルカムなのだ。
主人公ヒロインがしっかりしていれば、たまに周囲の話で一話とってもそんなに気にならないしね。今回でいえばさきっちょ妹を中心にした人間関係、さきっちょ姉弟の話とかね。世界観がマッチしているとはいえ、趣旨がだいぶ近親寄りになってしまうから、最初のほうじゃできかったよな。基盤があるからこそ世界も広げられるというもの。
特徴的だなと思うこと
ところで自分でもどう表現してよいかわからないのだが、この漫画、というか作者さんでもっとも特徴的だなぁと思うのは、たとえば以下のようなコマである。
↑この顔とセリフの微妙な合ってない感がなんだか癖になる。台詞回しが妙に説明臭い割に、「遊びに行こう~」とやけに楽しげな感じ、その癖画は3Dモデルを静止させたように動きがない。この不思議なギャップというか、適当感が実に特徴的だなぁと思う。
あとこのLINEほしい。
でも確かに使う機会がない。あってほしくもない。ってかLINEの審査通らないんじゃないのこれ。
こんな感じで続くのだろうか。いつの間にかアニメ化もされていたし、けっこう人気あるのかしら。Amazonプライムでもやっていた。しかし、限定版4,500円はさすがに手が出ない。円盤は高いねぇ……。
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