『僕の彼女がマジメ過ぎる処女ビッチな件』8巻(最終巻)感想:最後は愉快なシモネタ漫画、でもラブだってあるんだよ

松本ナミル, 僕の彼女がマジメ過ぎる処女ビッチな件 8, 2019

あれ、なんか表紙が最終巻っぽいな……と思ったら本当に最終巻だったでござるな第8巻。

最初はカプ系かと思いきや、というかそういう方向も考えていたんじゃなかったのかと思うんだが、最終的に節操のないシモネタ漫画ラブコメもあるよという感じになり、ちょっと戸惑ったものの結果的には功を奏した気がする。でもカップル乱造の方向もあったと思うし、そうしてもよかったと思うけどな。。。

なんにしても、連載お疲れ様でした。以下8巻こと最終巻感想。

目次

最終巻も元気にシモネタ

最終巻でございました。表紙見たとき「お?なんか最終巻の雰囲気あるな」と思ったんだけれど本当に最終巻だった。こういうのってなんでわかるんだろうね。

この漫画は元々はカプ系漫画としてたいへん期待していたんだけれど、なんだかハーレム系に舵を切って、うーんと思っていたところで躊躇わない変態シモネタ漫画として開花し、まぁこれならこれでいいかー、などと個人的にも色々と思うところが変遷した漫画である。本巻も愉快なシモネタ漫画で、シモネタ好きならしっかり楽しめるんじゃなかろうか。

ベースはラブコメだったと思うが

が、やっぱりベースはラブコメである。特に最後のほうは、香坂の可愛さを頑張って引き出そうとしていたように窺える。敬語キャラが敬語を崩す瞬間っていいよね。うんうん。

本来はあの1シーンを描くための本作だったのではなかろーか、と思うのだがどうなんだろう。そうあってほしかったと俺が思っているだけかもしれないが。けども、ラブコメ的な動きはけっこうあちこちにあったし、カップル乱造漫画的な方向性でもいけたと思うんだが。そうはならなかったけどさ。

両刀お嬢様とガチゲイが本作の方向性を中盤くらいに決めてしまったかな、とは思う。同性愛しかもエロいとなると、フツーのラブコメだと中々手に負えないしな。シモネタギャグ漫画になるのも致し方なしか。世の流れを考えると、そのうちにこういう節操のないギャグ要員としての同性愛キャラも出しづらくなるかもしれんね。

あと幼馴染の雫がね……あの子の存在も、カプものとしてやるにはキツい要因だったかもな……。ぶっちゃけ香坂より可愛かった……。ってかおまけの設定違いがやけに楽しくて、本編超えしてね?と思ってしまったのは正直な感想。うむ。

色々と定まらない中で、試行錯誤して描かれたのかなぁというような気がする。そしてシモネタに行き着く 笑。なんだかんだいったけれど、面白かったです。お疲れ様でした。次回作も楽しみにしています。

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