『忍者シノブさんの純情』1巻感想:むっちゃニヤニヤした

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作・ゆずチリ。2015年1巻。2017年全5巻にて既に完結。完結……。俺の知らん間に始まって、俺の知らん間に終わっていたんやね……。そっか……。

うん……まぁ、好きだよな、うん、どうせ俺は好きだよ俺は。こういうの。好きやけどさ。おう。

まーこの作品も、例によってサイトの検索履歴から知ったんやけど、皆色々知ってるんやなぁと……5巻で終わってるんやね……そっかーー……。

まー…そりゃ、ニヤニヤしたさ。もう。いちゃラブ最高やね。うん……もっと早く知りたかったね。以下1巻感想。

目次

ハッピーなラブコメ

あー……こういう漫画がこの世にあるなら、俺ももう少し生きなきゃなー……とかわけのわからんことを思ってしまう程度には、ニヤニヤして一時の幸せを味わえる漫画だった。

まぁ内容はないようなんだけどさ。主人公の女の子は恋する乙女にして忍者、ってか忍者というよりこれもう魔法使いじゃないの?って感じだけれど、まぁそこはどうでもいいんだ。どうでもいい。これ別に忍である必要なくない?とかラブコメの前ではクソ些末なこと。

だいたい忍者設定の女の子なのに、作中で一切くノ一って言われないあたりがいいよな。少なくとも1巻ではさ。シノブはあくまでくノ一じゃなくて忍者なわけで。いやまぁ女忍者がくノ一だとするならくノ一なんだろうけれど。くノ一という言葉を使わない。実際、タイトルが忍者じゃなくてくノ一だったら、相当ニュアンス変わったろうな。くノ一と言ってしまうと、少なからず意味が生じてしまうものな。特に意味ないんだよ、忍者だのなんだのって。この意味のなさが、ラブコメとして素敵だと思う。

この漫画で描かれているのは、あくまで一途な純情なわけだよ。気になる相手との秘密の共有なわけだよ。本人たちにしか見えない青春の煌めきなわけだよ。相手のために、夜の学校に忍びこんだり、なりふりかまわず屋上で自殺の真似事して注意を引いたり、放課後や文化祭、一緒にいるだけでちょっとドキドキしたり、ああうん、まぁ最高やな。はい。

なんでこの二人、こんな親しい関係になったんだろう?とか全然わからないんだけれど、まぁそれはそれでいいかなって。もしかしたら、この後作中で説明されるのかもしれないし、できればしてほしいな、とは思うのだけれど、別にされなくてもいいかなって。ラブコメの浪漫は論理的な関係ではないからさ。

ただ、その二人を見てニヤニヤできるかどうかなんだけれど、この漫画は、実にいいな。5巻で完結しているとわかっているのが悲しいわ。まぁ、うん、読むよ。生きる楽しみだわ。

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