↑見ただけで、何か異常な感があるのがわかる。このヒロイン死んでる。死んでる可愛い。死んでる方が可愛いヒロイン。多分ホラー嫌いはこのコマだけでも拒否反応起こすんだろうと思われる。だが自他ともに認める「主人公の男の子が幼なじみの幽霊やらいろんな女の子に囲まれてキャッキャウフフ」な作品である。
基本情報
2011年より連載、2016年4月27日現在第7巻まで。作者はうぐいす祥子…ではなくひよどり祥子。うぐいす祥子名義では「闇夜に遊ぶな子どもたち」なる作品があり、本作との繋がりありっぽい(というかヒロインの一人が一緒っぽい)。
だいたいこんな感じ
主人公岸田純の幼なじみ、早川涼子が幽霊になって岸田くんとキャッキャウフフ。守護霊のごとく、岸田を守ってくれる。というか早川さんいなかったら岸田くん100回死んでる。米花町ばりに物騒だがもちろんコナンくんはいないので、事件は起きるが解決しない。そういう漫画ではない。
雰囲気は王道ホラーでありながら、しっかり萌えを取り込んでおり、早川さんだけでなくいろんな女の子に囲まれてキャッキャウフフ。早川さんは死んでるだけあって、言葉も話せず、表情もなく、ジェスチャーのみで岸田とコミュニケーションを取るのだが、岸田が女の子に好意を寄せられるとじっと見てきたりなどはする可愛い死んでる可愛い↓。
↑はラブレター(?)をもらった岸田くんを見る早川さん。可愛い。しかし焦ってる岸田もなんか魅力的である。この主人公は恐らく作者の趣味と思われる。線が細く、物静かで落ち着いた虚弱体質の、可愛い系。この手の少年が好きな人も多そう。
なお、早川さんは生前は表情豊かな女の子だった。岸田は早川さんのことを、昔は「りょーちゃん」と呼んでいたようだが、今は「早川さん」呼びで、死んだ時も割とあっさりしており、そこまで思い入れもなかったのか?という感じだが、一方で早川さんは岸田のことを「純くん」と名前呼びであり、また生前岸田が他の子に告白しようとしていると勘違いした時には軽くショックを受けていたっぽいので、気になっていたのだろうと思われる↓。
↑生前の早川さん。確かに可愛いは可愛いんだけれど、二次元ラブコメ界ではそう珍しくもないタイプなので、結果的に死んでいるほうが個性的で可愛い。
そんな早川さんを中心に、傍若無人でホラー映画だとやられた時に喝采が浴がりそうないい体といい性格してる会長、ダーク系アイドル魔子(闇夜に遊ぶな子供たちから?)、受難の部活クラッシャーえぐっち、ロリっこあいかちゃん、上記のゴーストなど、いろんな女の子に囲まれてキャッキャウフフ。
ただし、伊藤潤二ばりに割とガッツリホラーなので、苦手な人はラブコメだろうと苦手と思われる。
なお、なにげに部活モノでもあるが、そこでは漫画らしい友情関係は築かれず、なんというかリアルな距離感の友人関係を築いているのが、ちょっと面白い。
総評
死んでる方が可愛いヒロイン筆頭候補。なにげに主人公の男の子の少年ぶりも可愛い。
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