関くんの遊びの奇想天外さも楽しみつつ、横井さんとの関係はやっぱニヤニヤするわ。横井さん関くん妹の純ちゃん好き過ぎるし、関家の父母とも絡むし名実共に嫁になりつつある9巻感想。
夫婦喧嘩笑
本巻もニヤニヤが止まらなかったけれど、一番印象深かったのは↓かな。
後藤さん…ｗ 三つ編みがアンテナ化しとる。俺も欲しい。
この二人ちょくちょく喧嘩するんだよね。だいたい関くんの遊びが行き過ぎて横井さんに直接的な被害を与えてしまったり、または横井さんが調子に乗って関くんのものを壊してしまったり。今回のこれは、クラムボンみたさに（俺も見たいよ）関くんせっついた挙句クラムボンを塵芥にしてしまった、つまり横井さんのミス、後者のパターン。授業中遊んでいる関くんが悪いということを差っ引いても、横井さんもそれにのっかっているわけだし、今回は完全に横井さんが悪いね。でもこういう、常に横井さんが正しいわけじゃないっていうのがまた、とても人間関係らしくていいところだ。
それに、次の話ではまたしれっといつもどおりだし、必要以上に尾を引かないから、安心して読めるね。っていうかもう後藤さんの表情がワクワクしすぎやからな。残念ながら、本巻の後藤さんの出番はこれっきり。
関家と着々とお近づきになる横井さん
というか、関くんと横井さんの直接の関係自体はもう飽和気味なとこあるし。むしろ校外でも関家の家族と遭遇して親睦を深める横井さんマジ外堀から埋められている。友達と入ったお店の店員さんが関くんのお母さん。横井さんが来たことにテンションMAXになって、ついつい張り切ったラテアートしたりクリームデコったり。しかもそれが息子・関くんとの関係をほのめかすようなものなので、一緒にいた友達に見せられず、隠すために奇行に走る横井さん可愛い。その様子を見てむしろ迷惑だったかと落ち込む関ママ可愛い。落ち込む関ママ見て慌てる横井さん可愛い。可愛いなこいつら。
でも息子の女友達にあのアートはないで。もう完全に公認やろ。だいたい横井さんが隠したのも、クラスの男子の家族と繋がりがあることについて冷やかされたとき、あながち否定できないということに気づいたからやしな。それでも関係続けてるんだから、理性的にはどうあれ、内心、横井さんもまんざらでもないのだろう。
ラブコメで家族が絡むとなんでこんなに楽しいんだろね。
巻末おまけではついに関パパとも絡み（気づいていないけど）、家族公認待ったなし。しかし関家は家族揃って芸持ってて楽しそうやなぁ。会話はなさそうだけど。関パパと関ママのデートとかどんなんだったのか。プロポーズとかまさかパントマイムなのか。
校内でいちゃつきやがって…
特に進展があったのは校外での出来事だったけれど、校内でも相変わらずというかなんというか。横井さんは既に関くんに遊びをやめてもらおうという意思は一切ない。駄菓子屋遊び回では、最初関くんがお菓子を食べ始めたのかと思った横井さんが、心の中で苦言を呈するが…。
「みんな真剣に勉強してるのよ その中でひとりコソコソおやつタイムだんたんてまったく！せめて真剣に遊んでて！」
おい。横井さんすっかり毒されて……。
関くんの遊びの異常なクオリティの高さについては、横井さんも認めているからなぁ。本巻の遊びも相変わらずハイクオリティなんだが（本当によくネタが続くよ）、本巻で一番吹いたのは、むしろ遊びとしては低クオリティな↓だった。
ページめくってこのコマが目に飛び込んできたとき、リアルに飲んでたコーヒーごほっとしちゃった。あかんやろ。なんぼなんでもバレるやろ。いやもういまさらなんだけどさ。それを言ったら本巻最初のラジコンレスキューからして意味不明なんだけどさ（そういや横井さんナチュラルに休み時間に関くんと一緒に救出に向かったね）。でもこれはもう先生わかってて黙認してるとしか思えない。バランスボールに乗って漫画って。もうそれ遊びというよりだらけてるだけやん。家か。おまけにバランスボールを途中から前の席の前田くんに譲渡。なぜバレない。
遊びとしては低クオリティだったという意味では特殊な回だったかも。
そんな関くんを時にはブチギレ時には微笑ましく見守る横井さんマジ聖母↓。
これだけ見るとカップルっていうより、ヤンチャな息子を持ってたいへんだけれど、そんな息子が愛おしいお母さんって感じや。でも遊びが面白そうだったら一緒になって遊ぶしねこの人↓。
「面白い！！」ってｗ これもう関くんより楽しんでるやろ。なんだこの顔。
ということで本巻も面白かった。次は10巻…まさかこの漫画が10巻までいくとは。このネタで続けられる森繁拓真は凄すぎ。