作・氏家ト全。2008年1巻より、6巻は2011年。
毎日少しずつ読み進めている。ネタが8割方下ネタであるにも関わらず、下品な感じがしない。直接的なお色気シーンがほとんどないからだろうか。ネタもあまりどぎつくはないし。
一応ヒロインいっぱいで、主人公の津田はなんだかんだ複数名の女子に気に入られているようなので、ハーレムものに分類されるかもしれないが、ラッキーすけべもなければ直接的なラブコメ話もないので、設定的ないやらしさを感じない不思議。
こういう漫画がきっと長く楽しめる漫画なのだろうね。以下4-6巻感想。
日常の癒やし
この漫画は今の自分の癒やし。俺は本当に下ネタが好きなんだなぁ。下ネタは下ネタでも、どぎつくない、あまり直接的でないネタなのがいいよね。ダイレクトであればあるほど、下ネタとしての品位(なんじゃそりゃ)は下がる。まして肉体的な肌の触れ合いなんてのは、下ネタとしては下の下なんだ。
そこへいくと、この漫画に溢れる下ネタは実にいい。下世話なのに、どこか品がある。会話とか冷静に考えると頭おかしいのだけれど↓。
これは津田が珍しく上手をいく形で下ネタを捌いた時だが、津田がまともにツッコまないと本当にひどい。ひどいのだけれど、本当に何かするわけでもないしね。ちょっと悪ノリした男女、くらいの距離感がいいのかな。なにげにこのやりとりに仲の良さを感じられてほっこりする。
ラブコメ的なサービスも控えめだけれど
なんかこう、シノとタカトシで夫婦っぽい感じが癒やされる。設定的にはハーレムものっぽいんだけどね。なんだかんだ、タカトシのこと気に入っている女子は他にもいるみたいだし。でもいい感じなのはこの二人で。全然それらしい話もないのだけれど、普段のなんてことのないやりとりに惹かれるところがある。
「ここには誘惑するものがないか?」
「はい」
「なんかハラ立つな!!」
「え」
これなんてまぁ割とありがちなやりとりといえばそうかもしれないけれど、普段控えめなだけに、これだけでも「あ、やっぱちょっと意識してるとこあるんだ?」って感じでニヤつける。必ずしも恋愛的な意味でなくて、自身のセックスアピールを否定されたから不機嫌、という風にも解釈できるあたりがよい。明らかに100%ラブコメ以外のなにものでもないネタより、味わい深さがある。長く楽しむにはこれくらいのほうが良いのだと思う。
最初は生徒会のメイン4人以外見分けがつかなかったけれど、少しずつ判別もつくようになってきた…かもしれない。ちょくちょく読み進めていこう……。