エスパーものなんだけど、あんまりエスパーしておらず、主人公の能力はラッキースケベと言わざるを得ない。どちらかといえば日常ものの毛色が強い。主人公はゲスいがヒロインは可愛い。
基本情報
全4巻。作者はいみぎむるで、現在「この美術部には問題がある!」(この美)を連載している。この美は一級のラブコメだと思うけど、本作は……でも女の子は可愛くてサービスシーンが多い。
だいたいこんな感じ

↑この後どうなるかはわかるよね(超能力関係ない)。これが醍醐味。ラッキースケベが能力。
エスパーもので主人公の斉藤宗一郎も一応エスパーなのだが、その能力がスプーン曲げで、このスプーン曲げを使って何をするのかというと、特に何をするわけでもなくひたすらスプーンを曲げるばかり。つまり超能力設定なのだが主人公は特に何かするわけじゃないという。
一方で、他の超能力者は皆女子でかつ、不死身だったりテレネキシスが使えたりテレパシーが使えたりと、いかにもな能力持ちではあるのだが、別に彼女たちと特別協力して何かを成し遂げるという感じでもない。うーん、いや、まったく使わないわけでもないのだけれど、なんというか、超能力感が薄い。使ってるはずなんだけど、薄い。なんだろう、やってることは日常的だなぁというかなんというか。唯一なるほどと思ったのは、雷撃の能力をスプーンで避雷針にしてGPS代わりにしたくらいかなぁ…。
とにかくエスパーものと思って読んだらあかんのよこれ。じゃあラブコメとしてどうなのかっていうと、斉藤くんがゲス過ぎるからなのかヒロインが花より団子っぽいからなのか、ラブコメとしてもうーんどうだろうね?という感じで、じゃあ何がいいんだと言われるとそれはラッキーすけべである。サイトーくんの超能力とはラッキーすけべと見つけたり。

↑これだけでも読んでよかったかなとか男子たるもの思っちゃうよね。ただこれも主に被害に合うのがヒロイン一人だけなので、せっかく女子が揃っていてもあんまり意味が無いというか。
つまり、舞台設定はハーレムっぽいんだけどハーレムじゃないし、エスパーものだけどエスパーあんまり活かされている感じでもないし、じゃあラブコメとしてときめくかっつーとそうでもなく、最後に残ったのがエロス。エロスは裏切らない。…いや、そんなむっちゃ露骨でもないけどね。
でもなー、なんかおまけの一話なのはけっこう面白げだったんよなー…最後の最後にかなりはっちゃけるんだけど、最初からはっちゃけてくれたらなーとか思ったりなんだり。でもきっと、作者は日常感のある漫画を描きたかったのかなぁと、この美読んで思う。あんまり派手に決めたくはなかったのだろーか?
総評
面白いかと言われるとうーんという感じだが、ヒロインが可愛いしサービスシーンもそこそこ多いので、ヒロインの子が気に入ったならいいかも。
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