作・麻生周一。2012年作品。
Ψってギリシャ文字のΨ?サイ難。
「オススメされた作品」より。本作は純粋にギャグ漫画で、今のところラブコメ要素は絶無とは言わないまでも皆無に近いのだけれど、割と恋愛要素多めとのこと。そうなんや、と思って調べたら25巻まで出ててファッ!?ってなった。この手の漫画でそんなに長く続くの珍しい。でもだとしたら確かにラブ強めになるかも。純粋にギャグだけで長続きするギャグ漫画ってあんまりないし。
以下1-2巻感想。
オススメ文
ありがとうございました。以下のようにオススメされました。
基本ギャグ漫画なんですが、ジャンプのギャグ漫画にしては割と恋愛要素がある作品です。
周蔵さん
特に主人公の斉木楠雄と照橋さんのカップリングは、物語が進むに従ってニヤニヤが止まりません(笑)。
照橋さんの可愛いさにおふらずにはいられませんので是非。
ほんとに本作に恋愛要素が……?と2巻時点では思ってしまったけれど、それはそれとして、ギャグ漫画として普通に面白かった。
人間だけはどうにもならない
内容としては、チートスペックで人生つまらないという贅沢な悩みを抱えた主人公の奮闘記。しかし見るとわかるが、彼はけっこう苦労している。主に人間関係の面で。
人間関係ばかりは能力だけで手に入るものではない。もちろん能力も大事だが、あればよいというものでもないし、ないからどうにもならない、というものでもない。いかに彼が才気煥発でも意中の人が彼を好きになるとは限らない。まぁ催眠とか魅了の特殊能力となると別だが、しかし人間、それで自分に関心を向けても、それでは満足できないのだ。
なのでこの主人公はすべてを最初から与えられているという自己認識で、それはまぁ間違えていないのかもしれないんだが、人間関係という、人がもっとも求めているものはその別枠にある。
ここまで書くと、脳が溶けた紳士淑女にあたっては、なるほどラブコメの可能性を秘めた作品と思えるだろうが、少なくとも2巻まででその要素は非常に希薄。本作は純粋にギャグ漫画といってよいだろう。ギャグについていえば、さすがにもう(僕が)いい歳なので全部が全部読めたわけでもなく、正直けっこう読み飛ばしたところもあるんだけれど、全体的には楽しめた。
一応恋に絡む話もあるのだが、進展はしない。正直印象に残ったのは野郎どものなにげない恋愛トーク。
めっちゃギャグしてる時よりも、こういう背景でなんか言ってる感じが好き。ジャンプ的に小野寺はニセコイの小野寺小咲かと思ったが(違う?)、まくらは誰だろう。そういえば昔、モテ王目指してるおにぎりせんべいみたいなやつの漫画あったなぁ。パロディ満載だったけどあまり評判はよくなかった記憶。個人的にはけっこう好きだった記憶があるけれど、ジャンプのノリではなかったように思えるので仕方ないか。
いったん様子見
まぁしかし本作はかなり続いているので、ギャグ漫画がギャグだけをやり続けるのはけっこう難しいということを思えば、恋愛方面に力をさくのはありそう。オススメにあった照橋さんは現段階だとあまり可愛いと思えないんだが、この子がかわいく見える日がくるのか……。
1巻が2012年の作品でかつジャンプ系ということで、中古相場はだいぶ熟れていそうなので、折を見て調達したい。
コメント
コメント一覧 (2件)
昨日の今日で取り上げて下さってありがとうございます。
2巻までだと、仰有る通り恋愛要素はほぼないですし、照橋さんは外見だけのいけすかない女なのですが、ここから少しずつギャグの合間に魅力が出てきます。
あんまりネタバレになるとあれですけど、超能力者の主人公と奇跡的に相性が噛み合ってしまうところが面白いのです。
物語序盤以降は各巻に照橋さん回が複数話ありまして、ラブコメの需要もそれなりに満たされるものの、確かにそれが物語のメインではなく、どちらと言えば微妙~な関係性の変化を見て楽しむものですので、人によっては物足りないかも知れません…。
たまには早く読むこともあるのです。……期間限定無料だったもので……(貧乏性)。
本作は基本的にはギャグ漫画と思いますが、確かにラブコメる可能性はあるなと思いました。
まぁでも絵柄的にも基本はギャグベースなのかなとも思います。まぁでも真のラブコメラヴァーズはむしろそういうところにこそ要素を見出すもの……。
とはいえさすがにこの歳なので、肝心のギャグ部分についていけるかが課題ではあります笑
ジャンプ系ならギャグ漫画日和クラスだといくつになっても楽しめますが、あそこまで振り切っちゃうとさすがにラブコメ要素ないので……トレードオフですねぇ。