『まじもじるるも』1-3巻感想:熱血ラブコメ読み直し

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渡辺航, まじもじるるも 1, 2008

弱虫ペダルで有名な渡辺航のラブコメ。弱虫ペダルから入るとま?って感じだが、るるもから弱虫ペダルに入ってもま?ってなる。つまり多才。

弱虫ペダルはスポ根だがこちらは第一級のラブコメ。ヒロインの魔女っ娘るるもはもちろん可愛いんだが、それ以上に主人公の柴木がカッコいいのだ。スケベなのにカッコいい。GS美神の横島と並ぶスケベ系主人公の完成形ではないかと思うほどに……。

このシリーズなにげに長寿で、後継となる作品が今度最終巻出るって聞いた……からではないのだけれど、またちょっと読み直したいなーって。っていうか1巻もう10年以上前ってマジかー。マジなんかー。

以下1-3巻感想。

目次

久しぶりに

本作を読んだのはもう何年前だっただろうか。少なくとも最初から追いかけていたわけではなかった。何かで知って、まとめて中古でgetした記憶がある。なので、弱虫ペダルを先に読んだか、本作を先に読んだか、もはや覚えてもいないのだが、しかし弱虫ペダルとまじもじるるもの両作品が同じ作者さんと知ったときの衝撃は覚えている。いや確かに絵柄同じだけどさ……。なんと多才な人だろうか。

なにしろ弱虫ペダルは正統派スポ根漫画で誰にも進められる漫画で、AmazonのKindleリーダーにしれっと映り込んでいたりなどするほどの作品。一方、こちらはいかにもそっち系な美少女ヒロインのラブコメ漫画。マジかや。

しかもどちらも面白い。弱虫ペダルがスポ根漫画としてきっちり面白いのに対し、こちらはラブコメとしてきっちり面白い。すげーわ。すげーんだわ。

そんな本作も第一巻が出たのはもう10年以上前とあって隔世の感がある。あの頃俺は若かった。今よりは。

そしてまじもじるるものシリーズはなにげに長寿シリーズとなっており、今度本作の後継たる放課後の魔法中学生の最終巻(9巻)が出ると聞いて、読み直すことに……というのは嘘で、なんとなくまじもじるるもがまた読みたくなって読んでみて、ついでに調べてみたら実はいまだに新刊が出ているということにまた衝撃を受け、しかも次がシリーズ完結の最終巻であるということにまたまた衝撃を受けた次第。

魔界編までは読んでいたと思うんだがな……放課後の魔法中学生は、最初のほうを買って積読だったかな。探せばあるはず。そっちはなんかあまりラブコメでもなさそうだったんで、そこまで食指が動かなかったという。まぁでも、たまたま気づいたら最終巻間近という、これも何かの縁だなぁと考え、読み直すことにする。

こんなにクールだったっけ、と懐かしむ

久しぶりに読んで思ったのは、「るるもってこんなクールな感じだったっけ」っていう。いや、クールといってもドジっ子なんだが。この手のヒロインはクーデレと言われるタイプに入るんだろうか。でも、クーデレキャラって割としっかり者だけどちょっと抜けているところもある、というようなのが多い気がするが、このるるもは抜けきっている可愛い。

抜けきっていはいるんだが、ほとんど笑わず、職務に真面目で、言葉少なめ。そういえばそうだったかなぁと思いつつ、でも可愛い。可愛いが、第一話で主人公・シバキはるるものパンツと引き換えに命を失いそうになるわけだが、さすがにいくら美少女でもパンツと引き換えに死ぬのは嫌だ。そう感じる俺は至って普通。普通じゃないのがシバキ。

本作はこのシバキがカッコいいんだよなぁ。るるもが可愛いのはもちろんなんだけれど、それ以上にシバキのかっこよさに痺れる漫画だった。まぁ3巻くらいまでだと、愛すべきアホだなぁといったところで、どちらかというとスケベのなさけなさのほうが上回るかもしれないのだけれど、これがるるもとの関係を通じてだんだん格好良く見えてくるようになるのだから素晴らしい。

そしてシバキのオカンの目が怖い…笑 そういえばこの人こんなんだっけ。こんな怖いオカン知らん 笑。自分の息子もうちょっと信じてあげてっ。

まぁでも、さすがにちょっと思い出補正もあるかな、とは正直思った。面白いけどね。ま、後半のほうが面白い漫画だしな。これから続き読んでいって、いければ放課後の魔法中学生まで読みたいなー。

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