『彼女はろくろ首』4巻(最終巻)感想:えっ、終わり!?期待の幼馴染漫画だったのに…

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作・二駅ずい。2017年1月発行…なんだけど、まさかの最終巻!なんでや!

これは作者さんの本意なんだろうか?最後はあまりに駆け足。新キャラまで出てきたのになんだったんだろうという感じ。ろくろ首という人外要素も本質的ではなかった。

だが、幼馴染ラブコメとしての本懐は成し遂げている…ので、いいか。なんか昔読んだ浅野いにおとか思い出す感じの青春感。

以下4巻感想。

目次

これで終わりなんて

本巻で終わりなのは、本当に残念だった。ただ、最初に目次を見た時、最後の話のタイトルが「好きすぎ」だったので、ちょっと嫌な予感はした。ただ、最終話とは書いていなかったので、きっとまだまだ…と望みを持ちつつ読み始めると、なんだか体育祭とかでぬるいそっち系漫画みたいな話やりだして、新キャラとかも出てきたし、ああこれなら終わりってわけじゃなさそうだなーと思った矢先の急転直下。マジか……。

幼馴染ものとしてはベタベタに良かった

最後は本当に駆け足だったけれど、幼馴染系のラブコメ漫画としてはよかった。よくないはずがないってくらいのベタベタだったけど。二人共感極まって、押さえきれなくなってからの倒れ込み、キス、「もっかい」

爆発しろ!

正直このシーン見られただけで個人的には満足。俺単純。純愛好き、幼馴染もの好きならもうこれだけで文句無しだと思う。

人外ものかというと…うーん

ってか、元々幼馴染漫画として読んでたし、多分ここまで読み続けた人ってそんな感じなんじゃないかなぁ。人外要素が活かされていたとは思えない。確かに何度かあった、ろくろ首ならではのキスはロマンチックではあったし、ちょっとときめいたのも事実なんだけれど、それだけなんだよな。それだって、話の中で活かされていたキスかというと、微妙な感じ。

3巻時点で、遅まきながら世界観が明かされた時、「ああここから人外ものとしても話が膨らんでいくのかな」なんて思ったりしたけれど、なんもないまま終わっちゃった。結果的に、あの体育祭から新キャラ首かじりの話とか本当なんだったの?って感じでさ。ラブコメ要素と人外要素がうまく絡んでいくのかなって期待していたんだけれどな…ラブコメだけが残った。

だからこの漫画、いわゆる人外ものが好きな人には薦められなくて、あくまでラブコメ好きに薦められる。本質的には幼馴染漫画だと思う。それが作者の一番描きたかったものなのかどうかはわからないけれど、この作品で実際に一番よく描かれたものだ。ラブコメ脳の俺的には、それで問題ないわけだけどさ。

一樹とかのっちがイチャイチャしていたらそれでいいんだ。最後の熱愛ぶりが見られただけで満足なんだ。まったく、ハッピーなロミオとジュリエットだったよ。

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